ずいぶん前に来た神田某氏のメルマガにこんなフレーズがあった。

「本質的な内容になればなるほど、わかるひとは少ない」

これ、まさにそうなんですよね~。

武術の話で言えば、古流の武術なんて特に、わかる人にしかわからない世界で、最近、世の中でうけてる人達って、どちらかというと(某いつも和服きたおじさんみたいに)本質的ではないからうけている人たち、あるいはそれを解って実力あるのにわざと本質的ではない表層的な内容で売り出している人たちばかりで、雑誌や書籍なんかでもそういうのを話題にしないと売れないらしいですからねぇ。

そうかと思えばカタチだけで勘違いしたナルシス君が多かったり・・・。

でも、武術は商売でやってるわけじゃないから、ほかの人がわからなくっても、たとえ一部でもわかってくれる人はいるし、自分が自信を持ってやっていればそれで良いんですよね。
(悪貨は良貨を駆逐するって話はあります。先日、自分がよければ良いじゃんって某先生に言ったら、昔はそれでも良かったけど今からはそれじゃダメだ!そんな事してたらホントに本物は絶滅するよ!って言われちゃいましたが・・。ま、考え方だと思うんですけどね。)

ですが、整体は違うんですよね~。

だって、好きでやってるっていってもやっぱり商売なんだからそれで食ってかなきゃいけないわけで。

僕は武術と整体を一緒くたにしてきた経緯から、ついつい同一線上で考えちゃうし、僕が最初に付いた師匠が武術の先生でもあった上に古い人(宣伝広告なんかしなくっても腕がよければ人は来る!看板がでかいのは腕が悪い証拠だ!看板の大きさと腕の悪さとは比例するんだ!恥ずかしいからそんな事はするな!って感じ。それでも当時はこの田舎で予約が二ヶ月待ち状態だったので凄腕ではあったのです・・・)だったので、どうしてもそれを引きずってしまうんですが、それではダメなんですよね~。

本質的なことは普通の人にはわからないんだ!!っていくら言ってみた所で、お客さんになる人は当然普通な人なわけだから、その普通な人にわかってもらう努力を続けない限り、どんなに良い物でも理解されないんですよね。

でも、この本質的な部分をわかりやすくわかってもらうって事は非常に難しいことなんですね。

僕はしゃべるのが苦手なので、伝えたい事を思いついた時点でなるだけ文章化しておこうと思って、いろんな事をこのブログにも書いてきましたが、同業者の方とかからは結構反応が良いんですが、ネット見て来る人って結構マニアックな人が多いんですよね。最近ちょっと方向転換してる最中だったりします。

やっぱり難しいな~?