ども、Tenです。
先日つらつらと考えてたときに覚書で書いてた内容をアップしちゃいます。
ちょっとまとまりない文章ですが・・・。(^_^;)
GP法では、
姿勢を正す、立身中正って事をよく言っていて、セミナーでもやっていることですが、
これ、言葉を変えると、
自分がニュートラルになるって事なんですね。
施術をする事の目的の1つは、相手の身体をニュートラルにするって事だと思っていて、
相手のカラダを、そこからどこにでも、どんな風にでも変化のできる、ニュートラルの状態に持って行くことで、
その人そのものがそもそも持っている可能性を、最大限に引き出せる環境を整えるって事が大事なのかなと思っています。
だから、自分がまずニュートラルな状態に入って、
そこに場を形成して、その場に相手も一緒に連れてくる事で、
ニュートラルな状態っていうのがどんな状態なのか?って事を、カラダと脳やココロに納得してもらう事だと思うんです。
セミナーのデモでも良くやるけど、
相手と接点を持った状態で、姿勢を正すと、
相手はこっちにもたれかかってくるような状態が生じますよね。
逆に言うと、相手と接点を持った時って、お互いがお互いにもたれかかってる状態なんです。
それがどんなに微細な接触であっても、このお互いにもたれかかるという状態は生じます。
この状態で自分だけ姿勢を正すと、相手がもたれ掛かってくるので、柔術なんかではその働きを利用して、そこで重心を奪ったり崩したりするわけですが、
そこからさらに進めて、相手がもたれ掛かってきたところで、その関係性をキープしたままでさらに姿勢を正していく、つまりニュートラルに持っていくと、自分だけでなく相手もニュートラルな状態になっていく、そんな事が起きてしまいます。
そして、これができるようになってくると、実は相手と接点を持っていなくても、同じ事が出来るようになってくる。
新陰流では、構えを構えと言わずに位と言って、
無形の位というのをとっても大事なものとして最初に教えますが、
最初は、どうしてもカタチとして教えちゃうんですね。
だから、カタチとして覚えちゃう。
っていうか、僕自身もカタチとしての認識が染み付いちゃってた。
いわゆる下段の構えを無形の位って言うわけですが、古来すごく大事なものとされていて、
この無形、古い伝書なんかでも色々と言葉を尽くして解説してるのに、なんか分かりにくかった。
って言うか、正直なんで無形なのか?、なんで位なのか?、最近まで腑に落ちてなかってんですが、
この姿勢を正すって事を色々と考えてやってるうちに、最近ようやくその大事さが理解出来るようになってきた気がします。
言葉にするとそのまんまで、自分がニュートラルにいるって事なんですが、何故これが大事なのか?っていうのが理解してるつもりで理解できてなかったんですね~。
めちゃめちゃ大事な教えじゃん!って今更ながらに気がついたので書いてみた。
これがあって初めて、その次に来る、
相手の中心を自分の足の親指で踏んで、軸を合わせて、ただ自分の中心を真っ直ぐに打つって言う合しの教えが生きてくるんだろうね〜。
多分これがスタート地点なのかな?
施術でも武術でも一緒なんですね。