こんにちは!
GP法のTenです。
今回は、更年期障害に対する整体の施術法の話をしていこうと思います。
以前、もう多分10年位前の話ですが、更年期でホットフラッシュがものすごくひどくて、
もう、汗もすごくて大変ってお客さんが来てたときに、
色々やってもなかなか良くならなくて、
ふと、とある操法をやったら、劇的に良くなったってことがあって、
それから、更年期で困ってる人が来たらたまにやる方法があります。
今日はそんな話をしようと思います
更年期っていうのは、だいたい50才前後の閉経の時期を挟んで、前後10年くらい、
だいたい40代なかばから50代後半頃の時期を更年期といいます。
この時期には、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が急激に減少することで、
ホルモンのバランスが崩れて、心身に色んな不調があらわれる、
このようなものを、更年期障害っていうんですが、
良くある症状としては、
大きく精神神経系の症状と、身体症状に分けられますが、
精神神経系の症状としては、
イライラ、不眠、不安感、抑うつ、などがあり、
また、身体症状としては、
頭痛、めまい、ホットフラッシュ(ほてり、のぼせ)、動悸、息切れ、寝汗、むくみ、喉の乾き、ドライアイ、吐き気、下痢や便秘、胃もたれや胸焼け、肩こりや腰痛や背部痛、関節痛、しびれ、手の指の痛みやしびれや変形
などなど、
ほんとに、いろんな症状が現れます。
ある調査では、更年期の症状として、
肩こりが約50%くらいの人に、
疲れやすさが、40%くらいの人に、
頭痛やのぼせが、30%くらいの人に、
寝汗などの発汗が、30%弱の人に
出るという調査がありますが、
こういう症状が特に多いってことですね。
これらの症状は、エストロゲンの減少だけでなく、
仕事や家族関係などの環境的な要因、まあ、例えば子供が大きくなって家を出たりとか、環境の変化も大きい時期でもあるし、
そういった色んな環境の変化から来るストレスだったり、
そういった色んなものが重なって、いろんな症状が出ると言われています。
その一番大きな原因としては、やはりエストロゲンの減少なんですが、
女性の月経のサイクルとしては、
まず、脳の下垂体から卵巣に向けて、排卵の準備をしなさいよ!って、
FSHっていうホルモンを出すんですね、
そしたら、それを受けて、卵巣は、
排卵の準備できたよ~
って、エストロゲンを出すんです。
そしたら、今度はそれを受けて、
じゃあ、排卵してね~
って、LH、黄体化ホルモンを出すんです。
そして、卵巣は、排卵して、排卵した卵子の周りにあったものが、黄体になって、
この黄体から、
着床の準備をしなさいよ~、
って、プロゲステロン、黄体ホルモンを出すんです。
そして、着床してなかったら、月経が起きて、
また最初に戻って、下垂体から排卵の準備しなさいよ~って感じで、FSHを出して
っていう感じで、これがキャッチボールのように続くわけなんですが、
ここで、脳は、排卵の準備しなさいよ~っていって、下垂体からホルモンを出してるのに、
卵巣がその準備をしてくれない、
だから、今までは、
排卵の準備をしてね~
位だったのが、
「排卵の準備しろよ~」
「お~い!排卵の準備しろって!」
「おい!排卵の準備しろって言ってるだろ!」
みたいな感じでね、だんだんエスカレートしてちゃう。
今までよりも強力に司令を出すんですね。
そして、この下垂体って、卵巣に司令を出してるだけじゃなくて、
色んなホルモンの分泌をコントロールしているところで、
例えば、体温の調節だったり、呼吸の調節だったり、消化機能の調節だったり、
自律神経の調節だったり、
そういういろんなものをコントロールしているところなので、
その影響が他のいろんな機能に影響を与えちゃって、
それによって、異常な発汗だったり、イライラだったり、ホットフラッシュだったり、
いろんな症状として現れちゃうんですね。
さて、ここで、更年期障害のだいたいのメカニズムが分かったと思いますが、
じゃあ、コレを緩和するには何したら良いの?
ってことですよね。
ちなみに、更年期になっても、ほとんど症状が出ない人もいますよね。
そういう人と、更年期の症状がよく出る人の大きな違いはなにか?
それは、副腎がどれだけ元気か?なんですね。
実は、副腎には、エストロゲンの代替分泌作用があって、
エストロゲンは、卵巣から出なかったら、副腎から出るんですね。
副腎といえば、アドレナルファティーグ、副腎疲労の話を、以前したことがありますが、
ストレスとかに反応してくたびれちゃってることが多い臓器でもあって、
ここがくたびれちゃっていると、卵巣から副腎にホルモンの分泌するサイクルがスムーズに移行できない、
そんなことから更年期の症状が強く出ちゃったりするんですね。
アドレナルファティーグの対策については、以前の動画で詳しく解説していますので、そちらも合わせてみてもらうと良いと思いますが、
更年期障害についても、副腎を元気にすることをすれば良いってことです。
そのために出来ることは2つあります。
一つは、栄養です。
副腎は色んなホルモンを出すところですが、
ホルモンの材料は何かって言うと、
タンパク質です。
そして、タンパク質からホルモンを作るのに必要なのは、ビタミンやミネラル、
この材料をまずはしっかり準備してやるってことです。
エストロゲンだけじゃなく、
それ以外のホルモンも影響を受けて、出過ぎたり、逆に出なかったり、それが問題なので、
まずは、その環境を整えるってことですね。
大事なのは、
一番は、タンパク質
これは、体重グラムは取りましょう。
体重が50キロの人なら、50グラム、出来れば食事で取りたいですが、
難しければ、プロテインなどで補っても良いです。
そして、次に重要なのが、ビタミンB群です。
ビタミンBにも色々ありますが、全て必要だと思って良いです。
食事だけでは難しい人が多いので、サプリで取ると良いですね。
あとは、ビタミンCと、ヘム鉄も大事です。
更年期の症状がひどい人は、それ以前に鉄不足だった人が多いって話もあって、
実は、更年期の症状と、鉄不足で現れる症状って、結構重なる部分があって、
それも、慢性的な鉄不足から来ているって説もあるので、
もし心配なら病院でフェリチンの値を計ってもらうか、ネット通販の血液検査キットでフェリチンが測れるものがあるので、それで測ってみて、鉄が不足していたら、鉄を補うと良いですね。
オーソモレキュラー療法とかでは、詳細に血液検査をして、足りない栄養を調べて、それに合わせての、食事とサプリだけでも、更年期の症状を良くしているっていう実績もあるので、
詳しくは、分子栄養学をやっている病院にいって、血液検査をしてみるっていうのもありですね。
そして、2つあるといったもう一つは、整体などの施術です。
今回紹介しようと思うのが、
野口整体の花月操法っていうものです。
これ、最初にも話しましたが、もう10年位前、
更年期の症状がかなりひどいお客さんが来たときに、試したら、劇的に良くなって、
僕もびっくりしたって方法です。
しかも、僕これ、誰かから習ったってわけじゃなくて、
本で読んでそのまんまやっただけなんですよ。
ちょっとカンニングするね~とか言いながら、
横で本を広げて、それを見ながらやったんですよね。
結構伝説的な操法なので、いつかそういう人が来たら試してみたいって思ってた方法でもあるので、その時、本を見ながらやってみたんですが、
次に来たときに聞いたら、もう、劇的に良くなったって言って喜ばれたんですよ。
それから、色んな人に試してますが、流石に百発百中とまでは行かないですが、
結構良くなるんですよね。
覚えるの面倒ですが、本を見ながらやっても効果結構あるので、身近に更年期に困ってる人がいたら試してみると良いかもしれませんね。
ちなみに、最近はこの方法ではやって無くて、僕なりにアレンジしてGP法的なやり方にしてやってるので、
また機会があればその方法なんかも紹介できたら良いかなと思います。
詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。
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