こんにちは!
GP法のTenです。

今回は、四十肩・五十肩の良くある原因とその解消法について解説してみようと思います。

ココでポイントになるのは、肩甲骨。

そもそもの四十肩や五十肩になる原因っていうのは、

肩甲骨がちゃんと動いてないからで、

腕って、こう、上に上げていくと、

肩甲骨を固定した状態だと、このくらいしか上がらないんですよね。

それが、なぜ上まで上がるのかと言うと、肩甲骨がこう動いていくから、上がるんですが、

この肩甲骨の動きに制限があると、肩甲骨に変わって、肩関節がその仕事を文字通地肩代わりしてやることで、

限界を越えて動かそうとしちゃうので、炎症が起きちゃうんですね。

それが原因ですが、

じゃあ、そのさらに元になる原因ってなんでしょう?

という話です。

実際には色んな原因があるので、これが全てというわけではないですが、

比較的多い原因というのをこれから解説していきます

肩甲骨の動きに制限があるからっていう話をさきほどしましたが、

体の構造を見てもらうと、肩甲骨って、この肋に乗っかってるだけで、

胴体等は、鎖骨を通してつながってるだけなんですよね。

そして、面白いことにこの鎖骨、

哺乳類には、この鎖骨がない動物っていうのがいっぱいいます。

っていうよりも、むしろ、鎖骨のない動物のほうが多いくらいなんですね。

小型のげっ歯類と言われるネズミみたいな動物と、霊長類にあるけど、

他の動物では進化の過程で無くなっていったって言われてますね。

ネズミみたいなのが人類の遠い祖先なので、もともとは、哺乳類が生まれたときには鎖骨はあったんだけど、

進化の過程で無くなっていった、

ところが、人類には他の動物ではなくなった鎖骨が残ってる、

そういうことみたいです。

そう考えると、多分、犬や猫や馬や牛って、肩こりって無いんでしょうし、五十肩とかも無いんだろうなって思うと、なんだか面白いですよね。

じゃあ、他の鎖骨のない動物と、鎖骨のある人類では何が違うのか?

っていうと、一番大きいのは、2足歩行か、4足歩行かですよね。

そして、手を器用に使えるかどうか。

すぐに思いつくのはこの2つだと思いますが、

それでも、人って、肩甲骨が鎖骨でつながってるだけなので、
この肩甲骨って自由に動くはずなんですよね。

ところが、この肩甲骨の動きに制限が出来ちゃう。

2足歩行をして、手や腕を器用に使ってるから鎖骨が残ってるとすると、

手や腕をちゃんと正しく使えてないから、肩甲骨の動きに制限が出来ちゃうっていうふうにも考えられると思いません?

実際、それが原因の一つになっていることは多いと思います。

じゃあ、何がいけないのか?っていうと、

今の生活を考えてもらうと、

パソコンをいじったりするのも、前腕を回内してやりますよね。

スマホも一緒。

車の運転も、自転車だってそうですよね。

前腕を回内した状態で固定することが多い。

あとは、ご飯を食べるとき。

コレは僕は以前から面白いなと思ってたんですが、

西洋式にナイフやフォークを使って食べるのも、

主に前腕を回内して食べるんですよね。

ところが、箸をつかってご飯を食べるときとかって、

左手で茶碗を持つときも、前腕を回外するし、

箸で物を持つときも、回外するし、

比較的回内と回外を両方使うんですよね。

箸は神話の時代から使われてますが、ナイフやフォークで食べる風習って、昔、美味しんぼって漫画でやってましたが、

結構最近なんですよね。

フランスでフォークで食べるようになったのって、せいぜい16世紀頃、

ちょっと調べてみたら、

16世紀頃にフォークで食べるようになったのに、その後16世紀後半から17世紀にかけてまた手で食べるように戻ってしまったとか、色々紆余曲折の末、一般化したってことなので、

せいぜい300年くらいしか歴史がないんですね。

まあ余談でしたが、そんな感じで、食事でも西洋化した食事だと、これまた回内ばかり使うんです。

そして、回内した状態で、横から腕を上げてみると分かりますが、上げにくいんですよね。

なので、回内筋が凝り固まった状態でいたら、

肩甲骨の動きを制限しちゃって、肩関節に負担がかかりやすくなるってことですね。

そういえばその昔、柔術をやってた時に、

四十肩なんて稽古してたら治るよって言われた記憶がありますが、

例えば小手返しとかをお互いに掛け合うっていうのも、もしかしたら良かったのかもしれないなと思います。

ということで、

何をしたらよいか、何となく分かりましたよね?

ただでさえ、前腕を回内する動きが生活の中で多いのに、

更に、スマホやパソコンで、腕を回内した状態で保持することを長く続けていて、

それが凝り固まっちゃったおかげで、肩甲骨の動きを制限しちゃってるんなら、

この前腕の筋肉、特に回内筋をしっかり使えるように調整すればよいということです。

これは、ストレッチでも良いですし、施術でやっても良いですし、

まあ、何やっても良いですよね。

それだけで四十肩や五十肩が治るってものではないですが、

コレをまず覚えておくと、施術もやりやすくなるので、ゼヒ参考にしてもらえたらなと思います。

詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。