こんにちは!
GP法のTenです。

今日は、マグロの食べすぎと水銀問題っていうテーマで話をしてみたいと思います。

コレまでの色んな動画の中でも、オメガ3系の油がとっても大事で、

だから、魚はいっぱい食べようねって話を沢山してきていますが、

実は大型の魚、マグロなどは、メリットもありますが、デメリットもあるんです。

デメリットって何かって言うと、マグロなどの大型の魚は、水銀などを多く含んでいるってことなんですね。

だから、日本の厚労省なんかも、胎児への水銀の影響をなくすために、

妊婦がマグロを食べるのは、週に1回以下、しかも1階に80g以下にするように注意を促していたりします。

そんなマグロなどの大型の魚についての話を今日はしてみたいと思います

海には、工業排水とかゴミの焼却の排水とか、色んなものからちょっとずつ水銀が海に流れ出るんですが、

それが、微生物の働きで神経毒性を持つメチル水銀に変換されます。

そして、それが、食物連鎖によって、プランクトンから小魚に、小魚から中型の魚に、中型の魚から大型の魚にっていう感じで、濃縮されちゃうんですね。

そして、マグロなどの大型の魚には、この濃縮されたメチル水銀が比較的高い濃度で蓄積されています。

メチル水銀っていうと、水俣病の原因になったものですよね。

そして、メチル水銀って、カラダに吸収されやすいだけじゃなく、妊婦の胎盤を通してお腹の赤ちゃんにもいっちゃうし、

脳には脳血液関門っていって、不必要なものを脳に入れない仕組みがあるんですが、

これも簡単に通過しちゃうんですね。

そして、濃度が高まると、神経毒性があるので、神経障害だったり、発達障害だったり、そういうものを引き起こします。

特に、脳が爆発的に成長するお腹の中の赤ちゃんには、少量でもその影響がでやすいと考えられてるんですね。

だから、厚労省でも、このメチル水銀を取らないために、

マグロは週に1回以下、しかも1階に80gまでなんてことを言ってるんですね。

実はマグロだけじゃなくて、他の魚も厚労省の勧告にはあります。

どんな魚がいるかというと、

全て1回80gまでで、

・バンドウイルカ 2ヶ月に1回まで
・コビレゴンドウ 2週間に1回まで
・キンメダイ、メカジキ、クロマグロ、メバチマグロ、エッチュウバイガイ、ツチクジラ、マッコウクジラ
1週間に1回まで

・キダイ、マカジキ、ユメカサゴ、ミナミマグロ、ヨシキリザメ、イシイルカ、クロムツ 1週間に2回まで

っていうのが出てます。

これはあくまで妊婦さんの話なので、普通の大人はそんなに気にする必要はないって国では言ってますが、

まあ、ここに書かれているものはそれなりに控えたほうが良いでしょうね。

ちなみに、中国などの火力発電所などからの排水の影響だと考えられていますが、
ここ10年20年位で、北太平洋での水銀の濃度が上昇しているということも分かっていて、

アメリカのニュージャージーのラトガース大学での調査によると、寿司バーなどの魚のメチル水銀の含有量を調査したところ、

マグロの中には、アメリカのFDAの基準レベルを越えた水銀を含有したマグロもあったということです。

なんにせよ、ここに書かれてるような大きな魚は、取りすぎないように気をつけたほうが良さそうですね。

ただし、魚は、オメガ3の脂肪酸を豊富に含んでいて、カラダには良いので、しっかり取るように心がけるのは大事なことなので、

この話にビビって魚そのものを減らすということはしないでくださいね。

魚を食べることのメリットとデメリットに関する研究では、

ハーバード公衆衛生大学院の研究では、脂肪分の多い魚を週に1~2回、約85g食べると、心臓病による死亡リスクが36%低減するという結果が出ていたり、

魚のオメガ3は、赤ちゃんの脳や神経系の発達のために重要で、

赤ちゃんにオメガ3を含む母乳を与えたグループと、オメガ3を含まない人工乳をあたえたグループを追跡調査して比較した研究では、
7~8才の時点で、知能指数に10ポイント程度の差がついたなんて研究もありますし、

軽度のアルツハイマーの老人に、オメガ3を与えたところ、その認知機能の低下が抑制されたという研究とか、

子供でも大人でも老人でも、オメガ3を取ることで、メリットは非常に大きいので、

ここに書かれてるような大型の魚は取りすぎないように気をつけながら、

なるだけ沢山魚を食べるようにしてほしいなと思います。

詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。