こんにちは!
GP法のTenです。
さて、今日は、腸内環境の話です。
ココロの問題も実は腸内環境の影響を色濃く受けちゃうという話は最近は色んな所で目にしますが、
アメリカのカリフォルニア大学ロサンゼルス校の研究チームによってこんな研究がされています。
① 様々なプロバイオティクスが入ったヨーグルトを1日3回、4週間食べ続けたグループ
②見た目も味もヨーグルトに似ているものの、プロバイオティクスは入っていない乳製品を食べ続けたグループ
③特に決まった食べ物を取らなかったグループ
この3つのグループに分けて感情の反応をテストしたところ、
①のプロバイオティクスを取っていたグループだけが、主要な脳幹と認知に関わる前頭前野皮質が活発になって、
ほかの2つのグループは、脳の感情や感覚に関わる部分が活発になった
っていう実験結果がでたそうなんですね。
要するに、腸内環境を変化させるような食事を取らせることで、
脳の機能に大きな影響を与えたってことです。
そんな感じで、腸内環境によって、脳の働きが変わったり、
ストレスやメンタルにも影響を与えるってことが分かってきてます。
今日はそんな、腸内環境、腸内フローラについての話をして行こうと思います
腸内フローラって、腸内細菌叢のことですが、
①この腸内フローラのバランスが崩れていると、ストレスに対処しにくくなっちゃいます。
②そうすると、抗ストレスホルモンの分泌のバランスも崩れちゃう。
そして、バランスが崩れちゃうことで、必要のないときにも過剰に分泌されちゃったりすると、
③それがさらに腸内フローラに影響を与えて、腸壁の透過性を増加させる、
つまり、腸の壁を本来通らないようなものが通りやすくなっちゃう、
いわゆるリーキーガットな状態を促進しちゃったりします。
これ、悪循環で、
そうなるとまた最初に戻って、更にストレスに対処しにくくなって、
それによってホルモンバランスも崩れ、
さらにそれが腸内フローラに影響を与えて、リーキーガットを促進して・・、
そんな感じでぐるぐる悪循環していっちゃうんですね。
そして、それをさらに加速させるものがいくつかあります。
それは何かというと、
①小麦粉などに含まれるグルテン
②乳製品などに含まれるカゼイン
③抗生物質
です。
順番に説明していくと、
人がタンパク質を吸収するときって、腸内で消化酵素や腸内細菌によってアミノ酸にまで分解されて初めて、腸の粘膜から体内に吸収されますが、
①のグルテンや②のカゼインは、
栄養素の分解と吸収を阻害したり、
腸の粘膜にある粘膜細胞に隙間を作りやすくするという悪さをしちゃういます。
そして、③の抗生物質は、
腸内の乳酸菌などの有用な細菌も殺しちゃうので、
カンジダ菌などの抗生物質では死なない菌が繁殖して、
かえって腸内フローラを悪くしてしまいます。
そうやって、腸内環境が悪くなって、
本来吸収されない成分が腸壁を通過してカラダの中に取り込まれてしまうと、
全身の炎症を増加させ、様々な炎症性の疾患の元となります。
さらに、リーキーブレインっていって、脳血液関門を壊し、脳内にまで、本来行かないはずの成分が取り込まれることにも繋がります。
腸内環境の悪化は、カラダだけでなく、メンタルにも大きく影響を与えるので、
良くしてく必要があります。
じゃあ、腸内環境をととのえるにはどうしていったら良いのか?
というと、大きく6つあります
1)小麦や乳製品を控える
2)砂糖や糖質を減らす
3)安全な方法で体内のタンパク質の貯金を増やす
4)腸内環境を整える(乳酸菌や発酵食品)
これは、出来ればヨーグルトなどの乳製品からできた乳酸菌よりも、
漬物やザワークラウトやキムチなどの植物性の乳酸菌や発酵野菜を摂る方が良いです。
ただ、市販の多くの漬物やキムチは、なんとなく漬物風の味がする添加物漬けだったり、なんとなくキムチみたいな味がする添加物漬けだったりするので、ちゃんと成分表示を見て買う必要がありますけど、やっぱりそういうのから摂ったほうが良いですね。
あとは、サプリで、なるだけ数と種類が多い乳酸菌を色々試してみるとよいです。
5)食物繊維をしっかり摂る
これは、食物繊維は善玉菌の餌になるので、積極的に取ると良いですね。
6)オメガ3の摂取(EPA・DHA)
これは、体内での炎症を抑制する働きがあるので、積極的に取ると良いです。
オメガ6は炎症を促進する作用があって、オメガ3は炎症を抑制する作用があって、この2つが拮抗するので、
オメガ6を減らして、オメガ3を増やすということをすると、カラダの中での炎症を抑制することが出来るので、
コレも心がけると良いです。
ということで、この6つが対策になります。
ぜひこういうことも、ココロとカラダを元気に保つためには、心がけてもらったら良いかなと思います。
詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。
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