こんにちは!
GP法のTenです。
今日は、「PMS(月経前症候群)を良くする食品、悪くする食品」というテーマで、話をしていきたいと思います。
PMS(月経前症候群)に悩んでいる女性って、結構多くて、
厚労省の調査だと、
45歳未満の1623人にアンケートをとったところ、
ナント、62.9%の人が、何らかの症状があるって答えてるんですね。
なんと、6割以上、ホントに多いんですね。
そして、その症状に対して、市販薬を飲んでるっていう人が、18.2%
産婦人科で検査を受けたって人が、5.4%
そして、特に何も対処してないって人が、ナント、69%もいるんですね。
PMSの症状がある人の、約7割が、何もしないで泣き寝入り状態ってことなんですね。
そんなPMSの症状、良くしたいですよね。
今回は、このPMSを良くする食品、悪くする食品についての話をしてみようと思います
今日はPMSを良くする食事の話です。
月経前症候群って、ものすごく単純に言っちゃうと、ホルモンバランスが崩れているせいですよね。
この、ホルモンのキャッチボールがうまくいってないと、色んな問題が起きるんですが、
その時に、脳の下垂体って、卵巣だけじゃなく、副腎だったり甲状腺だったり、
肝臓だったり、腎臓だたり、あらゆるところにホルモンを出すことで司令を出していますが、
女性ホルモンのキャッチボールがうまく行かなくて、暴投しちゃってると、
他の臓器とか組織に指令を出すホルモンも一緒に崩れちゃうんですよね、
それで、色んな問題が起きる訳ですが、
コレを、改善するために良い栄養というのを研究したデータがあります。
アメリカで、3000人の女性を調査して、
PMSと診断されている女性と、そうじゃない女性のミネラルの摂取量を比較した研究っていうのがあるんですが、
これによると、
一番良い影響を与えていたのが、やっぱり鉄でした。
鉄の1日あたりの摂取量で比較すると、
鉄をしっかりとっている人は、取ってない女性に比べて、PMSのリスクが35%少ないという結果なんですね。
殆どの生理のある女性は鉄不足なので、普段から意識して鉄をとるようにするのが大事です。
出来ればヘム鉄のサプリをとると良いですね。
鉄は、ヘム鉄と非ヘム鉄がありますが、
肉とかに含まれるのがヘム鉄で、それ以外が非ヘム鉄です。
病院で、貧血とかの時に保険で処方される鉄剤も、非ヘム鉄です。
ちょっと難しい話になりますが、
鉄って、
Fe2+、二価の鉄と、
Fe3+、三価の鉄ってあるんですが、
ヘム鉄っていうのは、二価の鉄で、これは、このまま吸収されるんですが、
非ヘム鉄っていうのは、3価の鉄で、
これが、何かで還元されて、二価の鉄にならないと、吸収されないんですね。
しかも、吸収される入り口が、他の亜鉛とかどうとかと同じ入り口から吸収されるので、
多々追えば、同じところに亜鉛がいっぱいあったりすると、亜鉛と競合して、吸収率が悪くなったりとか、
そういうこともあって、非ヘム鉄を鉄剤とかで取ると、亜鉛の吸収が悪くなったり、
逆に、亜鉛をサプリとかで一緒に取ると、鉄剤の鉄の吸収が悪くなったり、そういうこともあります。
しかも、3価の鉄を還元して2日に還元するってことは、そこで活性酸素が出て、胃や腸を荒らすんですね。
だから、病院では、胃が荒れるからとか言って胃薬を一緒に出されちゃったりしますが、
鉄剤と胃薬を一緒に飲んじゃうと、更に吸収率が悪くなるんですね。
そして、腸が荒れるってことは、当然腸内環境にも悪い影響を与えますよね。
なので、鉄を取る時は、ヘム鉄を取るようにしましょうね。
ただ、薬局にはヘム鉄って書いてあるサプリは売ってますが、
本物のヘム鉄のサプリは売ってないと思って下さい。
例えば、テレビとかでも宣伝してる某大手メーカーのサプリは、
パッケージの表に、ヘム鉄ってかいてありますが、
裏面の成分表示を見ると、ただ、鉄としか書かれてません。
僕これ最初気が付かなくて、薬局でヘム鉄のサプリ売ってるからそれを買って飲むと良いですよってお客さんに教えてたら、
あれを飲むと、胃の調子やっぱり悪くなるんですけど
って言われて、
ヘム鉄だったらそんな事無いはずなのに、オカシイなとおもって、
当時勉強に行ってた分子栄養学の先生にその話をしたら、
そこの会の親分の先生が、やっぱり同じことを思ったらしく、分析に出したっていうんですね。
そうしたら、ナント、非ヘム鉄が96%位入ってて、
ヘム鉄は4%位だったっていうんですね。
おいおいって感じですよね。
たしかにちょっとだけ入ってるけど、それをヘム鉄って売るのは詐欺だよねって。
そんなのばっかなので、基本的には、ちゃんと、ヘム鉄100%って書いてあるものしか僕は信用してません。
信用できるのはこれです。
ワカサプリってところのヘム鉄100%のサプリです。
アマゾンで買えます。
まずはコレを飲むと良いですね。
そして次に有効だったのが、亜鉛です。
亜鉛は単純な元素なので、多分どこで買っても一緒なので、薬局に普通に売ってるので良いと思います。
ちなみに、亜鉛とかのミネラルの吸収を上げるのに一緒の取ると良いものは、
タンパク質です。
なので、食と一緒にこういうサプリは取るのが一番良いですね。
逆に、カリウムの摂取量が多い女性は、少ない女性に比べて、
ナント、46%も高いという結果がでてます。
足りなくてもいけませんが、多すぎてもダメってことですね。
健康志向の女性とかだと、もしか咲いたらとりすぎになってる可能性もあるので、これは気をつけたほうが良いと思います。
ちなみに、カリウムが多く含まれている食品って、
果物や野菜やイモ類です。
普通に食事で食べる文にはそんなに気にする必要はありませんが、
例えば野菜や果物のジュースとか、ドライフルーツとかを軒呼応に良いと勘違いしてよく取る人って多いですが、
これらには、野菜や果物のカリウムが濃縮されているので、
ちょっとしか飲んでない、あるいはちょっとしか食べてないつもりでもとりすぎになることがあるので気をつけましょうね。
そして、野菜を沢山食べたい時は、茹でこぼしたり、水に晒したりして、中のカリウムを減らすように意識するとなお良いかもしれません。
そして、PMSを悪化させるから控えましょうってよく言われているのがコーヒーです。
これについては、3,600人以上の女性を15年にわたって、カフェインの摂取量と、PMSのタイミングや重症度について調査したけんきゅうがあるんですが、
これによると、
カフェインの摂取量とPMSの発生率には関連性が無いことが確認されてます。
むしろ、カフェインの摂取量が一番多いグループのほうが、
カフェインを一番とってないグループに比べて、
PMSのリスクが21%も低かったっていう、
予想と真逆の結果になったってことです。
コーヒーが好きな人は、もしPMSに悪いかもって思って控えているんだったら、むしろ飲んだほうが良いかもしれないってことですね。
ということで、
まとめると、
ヘム鉄と亜鉛を、サプリなどでしっかり取ることと、
この吸収率を上げるためにも、タンパク質はしっかり取りましょうねってことと、
逆にカリウムを取りすぎないために、野菜ジュースとかドライフルーツのたぐいは避けましょうねっていうのと、
あとは、コーヒーは控える必要は無いですよってことですね。
PMSの症状があるかな?そんなふうに思う人は、ちょっと意識してみてくださいね。
詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。
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