こんにちは!
GP法のTenです。

今日は、「不調の9割はカラダの中の炎症だった」というテーマで、話をしていきたいと思います。

そもそも、人の体で炎症が起きるのって、なんでかっていうと、

カラダの中に侵入した、病原体とか有害物質に対して、免疫系が炎症を起こすことで、

反応性分子って言って、過酸化水素とか一酸化窒素とか次亜塩素酸とかの物質を作り出して病原菌をやっつけたり、死滅した細胞を除去したり、その場所に栄養を運んだり、

そうすることで、異物を除去して、傷の治りを早くしたり、

そういう反応なんですが、

この、過酸化水素とか一酸化窒素とか次亜塩素酸とかの反応性分子って、

その患部の周りの健全な組織まで一緒にやっつけちゃうんですね。

だから、必要な時に必要なだけ炎症が起きるんなら良いんですが、

炎症が起きる原因物質がカラダの中に入ってきちゃう環境があると、

カラダの色んな所で炎症が起きて、

それによって、色んな所の色んな健全な組織まで傷つけちゃいます。

必要のない時にまで、カラダの色んな所で炎症が起きたりすることで、

いわゆる慢性炎症の状態に体がなっていることで、実は色んな疾患の原因になっているってことが分かってきています。

今日は、そんな慢性炎症があると、どんな疾患の原因になるのか?とか、

その慢性炎症を鎮めるために出来ることというのを紹介していきたいと思います

今日はいろんな疾患の原因になっている慢性炎症の話です。

炎症っていうのは、感染症だったり怪我だったり、必要な時に起きるのであれば、カラダにとって良いことなんですが、

炎症が必要のない状況なのに、炎症が続いちゃう、慢性炎症っていうのは、カラダにとって良くないんですね。

慢性的な炎症によって生じる問題っていうのは、

例えば、ガンとか、糖尿病とか、心臓弛緩とか、リウマチとか、
うつ病とか、アルツハイマーなどの認知症とか、
動脈硬化とか副腎疲労とか、
婦人科系だと生理痛とかPMSとか、
ホントに色んな問題に関わっていると考えられています。

ガンに関しても、ある研究では、ガン全体の20%は、こういった慢性炎症によって引き起こされていると推定されています。

慢性炎症の原因になるのは、いくつかあって、

1つ目は、カラダの中に入ってきちゃって、排除されすに残っている、病原体とか有害物質とかですね。

2つ目は、自律神経系とか免疫系の乱れによって引き起こされるもの、

強いストレスとかもそうですよね。

そして3つ目は、食事の内容ですね。

普段食べている食事の内容によっても、炎症が起きやすくなります。

他にも、肥満とか運動不足とか加齢とか、色んな原因がありますが、

大きなのは最初に言った3つですね。

1つ目の、カラダの中に入ってきちゃって、排除されずに残っている病原体とか有害物質ですが、

これの大本の原因は、腸にあります。

腸内環境ですね。

腸の壁って、本来は、アミノ酸とか単糖類とか、小さく分解されたものしか取り込まない構造になってますが、

これが、腸内環境が悪くなることによって、

大きなままでカラダの中に入ってきちゃうことがあります。

いわゆるリーキーガットですね。

ガットって町のことですが、これがリークしちゃう。

この間うまい例えを言ってた人がいたんですが、

テニスのラケットありますよね?

それのガット、ここの部分が、本来ならきれいに並んでて、テニスボールを打ち返すのにちょうどよいんですが、

これが、広がっちゃって、テニスボールが、その穴から取り抜けちゃう、

そんなイメージをすると、イメージしやすいですね。

そんなことが腸で起きちゃってると、

本来、カラダの中に入ってきちゃいけない異物、病原体とか有害物質が入ってきちゃって、

それが血管にのって全身を巡っちゃう、

そうすると、それを排除しようと、カラダの色んな所で小さな炎症がいっぱい起きちゃうんですね。

そうならないためには、腸内環境を良くしていく必要があるんですね。

そのために必要なのは、腸内細菌の餌になる繊維ですね。

そのなかでも、オリゴ糖、難消化性のオリゴ糖はとっても良いです。

野菜などから繊維を十分に取れる人は良いですが、少ない人は、

これはフラクトオリゴ糖ですが、こういうのをサプリみたいにして飲むというのも有効です。

そして、2つ目は、自律神経系とか免疫系ですね。

これはもちろん内分泌系、ホルモンとかも絡みますが、

自律神経系とか内分泌系のバランスが崩れて、それが免疫系に影響を与えて、

それによって、そんな炎症を起こす必要もないところでも、炎症が起きちゃう、

そんなこともおきちゃいます。

これに対処するには、やっぱり、大本の原因はストレスですから、

ストレスを調整していく必要があるかもしれません。

ストレスっていっても、メンタル的なストレスだけじゃなくて、

例えば腰が痛いとか肩こりがきついとか、胃が痛いとか、そういうのもストレスですから、

メンタルだけではなくて、全体のストレスの総量を減らしていくっていうことをしていくのもとっても大事ですよね。

そして、3つ目は、食べ物。

実はこれが一番大きくて、

腸内環境も、食べ物で変わりますから、どんなものを食べるのかで、体の中の慢性炎症のおきやすさも変わってきます。

じゃあ、どんな食べ物が良いのか?っていうと、

炎症を抑える作用がある事がわかっている食べ物をいくつか紹介しますね。

一つは、柑橘系の果物です。

ただ、農薬とかの問題もあるので、出来れば無農薬とかオーガニックなものが良いですが、

そういうもので、柑橘系の果物を取ることも有効ですね。

そして、緑黄色野菜や海藻類ですね。

あとは、トマトも抗酸化には良いので、良く食べるようにすると良いです。

そして、魚。

さなかの油である、DHAとかEPAっていうのは、

炎症を抑制する作用がありますから、魚をよく食べるというのも大事になります。

あとはぶどうのフラボノイドも抗酸化作用と抗炎症作用にはとても有効で、

ミシガン大学で行われたラットによる研究では、
ぶどうを粉末状にしたエサを3ヶ月間食べさせたラットと、
通常のエサを食べさせたラットで比較した所、

体内で炎症が減って、さらに肝臓や腎臓などの脂肪も減ったという研究もあります。

また、アブラナ科の野菜が、炎症を鎮める効果があるってことも知られていて、

アブラナ科といえば、ブロッコリーが有名ですが、

キャベツとかカリフラワーとか、ケールとか、白菜とか、

そういうのがアブラナ科の野菜になるので、こういうのをしっかり食べるってことでも炎症を抑制する効果があります。

あとは、ナッツ類ですね。

アーモンドは有名だと思いますが、ピスタチオとかマカダミアナッツとか、ピーナッツとか、そういうナッツ類も、体内の炎症を抑制する効果があって、

ハーバード大学の研究によると、

ナッツ類を食べるのが多い人と、少ない人で、血液中の炎症マーカーを調べたら、
ナッツ類を食べる量が多い人のほうが、炎症マーカーの数値が低かったなんて研究もあります。

まとめると、

魚と、野菜や海藻類と、果物、そしてナッツ類をバランス良くしっかり食べるようにすることで、体の中の炎症を抑制することが出来るってことですね。

あとは、ビタミン・ミネラルですが、

ビタミンにかんしては、結局全部になりますが、

ビタミンAも、B群も、CもDもEもKも大事ですし、

ミネラルでは、亜鉛やマグネシウムも、炎症を抑制するのに役に立ちます。

なので、食事だけで十分に魚や野菜や果物などをしっかり取ることが難しい人は、

マルチビタミン・ミネラルのサプリを取るということも有効です。

食事を見直して、体を整えて余分なストレスを無くしていくことで、

カラダの中の慢性炎症をしずめていくことは可能なので、是非参考にしてもらえたらなと思います。

詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。