平田オリザという人がいる。
僕は平田内蔵吉を検索していてたまたまひかっかったのだが、この人は演劇の世界では非常に有名な人のようだ。
(平田内蔵吉の孫なんだそうです。平田オタクの僕としては興味津々でとっても注目しています。)
表現という事に対してとっても面白いことを沢山言っています。
例えば、
「近頃の若いもんは・・・」
って言葉。
よく聞きますよね。
これは現代人の身体性が失われてきているせいだという議論がありますが、
オリザ氏はこれに対してこういってます。
「そんなこと言っているオヤジよりも、いまの子供たちの方が、ダンスは確実にうまいし、体の動きはいい。
身体能力やコミュニケーション自体のあり方が変わっていると考えたほうがいい。
従来の枠組みでドラマを作ることは難しいけれど、
だから常に新しい表現が生まれてくる。」
うんうん、確かにその通り。
確かに身体性の違いから、古来の身体性をベースにした我々が行っているような武術を考えた場合にはそぐわないことが多いが、
トータルで考えた場合決して劣っているわけではない。
ですが、ベースが違えばその上に立っている構築物は当然違うもの。
これが難しいところです。
整体を行っていても、最近風の若い人たちの故障する場所と年配の人たちの故障する場所って微妙に違う。
立ってる時の重心の位置がそもそも違うんだから当然と言えば当然ですが、過渡期にあるためにとっても入り組んでいてかえって状況を難しくしていると思う。
若いから重心が高いわけではない。
低い人も入る。
年配だから重心が低いわけではない。高い人も入る。
難しい。
でも、総じて若い人のほうが足腰の故障は多いかな?