さて、先ほど痛みっていうのはカラダがあなたに教えてくれる警報装置だって話をちらっと書きましたが、ちょっと補足的に書いてみます。
痛みというのは脳があなたの意識に異常を教えるために自分で出すもので、
例えていうと、ビルが火災に鳴った時に、そこにいる時に異常を知らせる非常ベルのようなものってお話でした。
だから、痛みって嫌なものですが、実はとっても大事なものなんですね。
ところが、実はもう一つ、ちょっとややこしいお話があります。
実は、火元の火が鎮火してるのに非常ベルだけ鳴り続けているというような状態が、人のカラダの中では良く起こっています。
いわゆる慢性痛と言われるものの一部がそういう状態なんですが、
最初に痛みが出た時には、その火元である原因の場所に何かしら異常があったんですが、
それを知らせるために痛みを出し続けている間に、その原因となる異常が解消してしまったような場合、
痛みだけが出続けてしまうということがあるんです。
言ってみれば、脳のエラーなんですけどね。
病院やらマッサージやら接骨院やら色んなところに行っても良くならないわけのわからない痛みの中にはこんなものもあります。
こういう脳のエラーからくる痛みを解消するには、脳や神経系のつながりと反射を利用してリセットしていくような方法がいっぱいある、オステオパシーの様々な技法や当院のGP法がとってもよく効きます。