こんにちは!
GP法のTenです。

今日は、「脳の血流と脳脊髄液の流れを良くして脳も心も体も元気にするセルフで出来る方法」というテーマで、話をしていきたいと思います。

人の体を循環してる体液って、血液とリンパ液がパッと思い浮かぶと思いますが、
脳と脊髄には、脳脊髄液っていうのが流れてます。

脳と脊髄は、硬膜っていう袋にくるまれてますが、

この中は、脳脊髄液って言う液体で満たされていて、

脳と脊髄は、脳脊髄液にプカプカ浮いてるような状態になってます。

これは、スーパーとかに売ってる豆腐、ありますよね?

豆腐って、水が入ったパックに入って売られてますが、
あれも、外からの衝撃から豆腐が壊れるのを守るクッションの働きを、中に入ってる水がしていますが、

同じように、脳と脊髄が、脳脊髄液の入った入れ物の中に浮いてることで、外からの衝撃とかから守ってる、そんな働きもありますし、

あとは、脳や脊髄の神経に栄養やホルモンを運んだり、老廃物を洗い流したり、

頭蓋骨内の内圧の調整だったり、
そんないろんな働きを持ってる液体が、脳脊髄液で、

この脳脊髄液の流れが悪いと、

栄養やホルモンが必要なところに行き届かなかったり、
老廃物が排出されなかったりすることで、

自律神経のバランスが崩れたり、
全身の血流が悪くなったり、

全身のベースとなる機能が低下することで、疲れやすくなったり、
ホルモンバランスが崩れたり、

それによって、例えば、
具体的に何処か悪いところがあるわけじゃないんだけど、良くわからないけどなんだか調子が悪いとか、

あとは、
頭痛だったり、腰痛だったり、冷え性だったり、生理痛だったり、うつだったり、

そんな色んな症状の元になったりします。

逆に、脳脊髄液の流れを整えることで、

今言ったような不調が改善するだけじゃなくて、
例えば肌の潤いだったり、
朝起きたときにすごく元気な気分で起きれたり、
気分的にも爽快感の中で生活できちゃったり、

もうホントに元気になっちゃうことができちゃうんです。

脳脊髄液、あまり意識することは普段ないと思いますが、
実はメチャメチャ大事な液体なんですね。

そんな脳脊髄液が、実際にどんなふうに流れてるのか?

そして、その流れの滞りをなくして流れをよくするためにどんな事ができるのか?

そんな話を今日はしてみたいと思います

まずは、脳脊髄液ってそもそもどんなものなの?って話からしていこうと思いますが、

脳と脊髄は、硬膜っていう袋に入っていて、
その中が、脳脊髄液に満たされているんですが、

この脳脊髄液は、脳の中の脳室にある、脈絡叢ってところで血液から作られます。

その量は、大体1日に500cc位、ペットボトル1本分位なんですが、

常に新しい脳脊髄液が作られ続けるので、だいたい1日に3回から4回位、入れ替わっています。

脳室は、左右2つある側脳室と、第3脳室、第4脳室、ってあって、
そこに脈絡叢って言うところがあって、そこで、脳脊髄液が作られて、

脳室から流れ出して、

そして、この辺りのマジャンディー孔とルシュカ孔っていう3つの穴から脳に流れていく流れと、

脊髄の真ん中にある、中心管っていう細いチューブがあるんですが、
この中心管を通って、ずーっと、
この尻尾のあたりまで流れて、
ここに、中心感がちょっと大きく広がってるところがあって、
ここに中山の孔っていう穴があって、
ここから、外にでて、
今度は、脊髄の外側を通って、上に流れていく、

そんな流れになってます。

そして、こうやって流れてきた脳脊髄液が、どこから吸収されるかって言うと、

以前は、上矢状静脈洞にある、くも膜顆粒から、静脈に吸収されるって考えられてましたが、

っていうか、いまだに色んな教科書とか解剖の本とかではそうやって説明されてますが、

実はそれはメインの経路ではなくて、
実際には、脈絡叢からまた静脈に吸収されるってこともわかってきてます。

じゃあ、この脳脊髄液の流れが滞っちゃうっていうのはどうして起きるか?っていうと、

一つは、脳を入れてる入れ物である頭蓋骨、その頭蓋骨の骨を繋いでる縫合がガシッと固まってても、やっぱり滞っちゃいますし、

硬膜そのものが歪んでても、流れが滞っちゃいますし、

脳脊髄液は脳の中で静脈に吸収されて、
その静脈から、首を通る内頸静脈を通って流れていくので、

この内頸静脈の流れが悪くても、やっぱり滞っちゃいます。

あとは、
この脊髄の中心管っていう細いチューブの中を流れてくるので、背骨が歪んでたりしても、
この中心管も歪んじゃいますよね。

ってことは、どんなことをすればよいのか?

大体わかりますよね。

頭蓋の縫合の動きをちゃんと動けるようにして、
内頸静脈の流れも改善して、
背骨を整える
ってことをすれば良いんですね。

頭蓋に関しては、縫合って、普通の西洋医学では、動かないってされてますが、実際には、ものすごく微妙にですが動きます。

脳脊髄液が作られて、吸収されてって言う脳脊髄液の呼吸のサイクルに合わせて、
実はものすごく微妙に動いているんですね。

この頭蓋骨の縫合の動きをちゃんと出していくことで、脳脊髄液の呼吸を促すことが出来ます。

この脳脊髄液の呼吸、CRIって言い方をしますが、

CRIは、なれると手で触って感知することが出来ます。

最初は自分の頭を触って練習すると良いですが、

分かりやすいのは、お風呂に入ってるときに、お風呂の中で
こんな風に頭に手をおいて、動きを観察してると、
こんな風に動いてるのを感じれると思います。

多分、お風呂の水圧で、動きが誇張されてわかりやすくなるんだろうなって思ってますが、こういう動きを手で触って分かるようになりたい人は、
お風呂の中でこれを練習すると良いですよね。

そして、この動きを感知できたら、その動きを邪魔しないように、その動きに合わせてついていくだけで、動きってでてきます。

細かくは色々ありますが、まずは頭に触れて、この動きを感じていくだけで、動きは出てくるので、まずはこういうのをすると良いですよね。

そして、もう一つ、比較的簡単にできるのが、
首の内頚動脈が通ってるところのリリースですね。

内頚動脈って、乳様突起の下辺りから、前側の胸鎖関節の辺りに向かって流れてますが、
この周りの筋肉が凝ってたりすると、やっぱりここに制限ができちゃいます。

今回は、セルフで出来る方法っていうのを紹介しますね。

実際には、これを同じように人にやっても効果があるっていうか、
人にやったほうが効果は高いので、施術家の人はそれも試してもらうと良いと思いますが、

今回は、セルフで出来る方法です。

まずはここの、乳様突起のちょっと下あたりに触れてもらって、

押すと、結構痛い人って多いと思いますが、

左右比べてもらって、両方硬かったり押して痛かったら両方やると良いですが、片方が特に硬いとかだったら、まずはより硬い法にやると良いですね。

結構デリケートな部分なので、間違ってもゴリゴリ揉んだりしないでくださいね。
ただ痛みと硬さを確認するだけです。

僕の場合だと、右側のほうが硬いし痛いので、こっちで説明しますが、

反対の左手で、この痛いところに触れてもらって、

今の痛みと硬さを確認してもらったら、

右手をこんな形にします。

手のひらを外に向けて、手首を曲げて、

指先を天井の方に向けて、

ひじをちょっと張ります。

だいたい手首をこめかみの辺りに持ってくると緩む人が多いですが、

この形にして、もう一度、左手で触ってるさっき硬かった所の硬さと痛みを確認してみてください。

さっきより柔らかくなって、痛みも減ってますよね?

あとは、手首の位置を微調整して、一番痛みのなくなる位置を探して、

あとは、2分くらい、できるだけ余計な力を入れないで、ぼーっとしてるだけでOKです。

左手は、もんだりしないで軽く触れてるだけが良いんですが、
感覚の良い人は、触れてると、だんだん触れてる部分がジワーッと柔らかくなってくるのを感じるかもしれないです。

で、しばらくやったら、手をおろして、もう一度確認してみてください。

結構やら若くなってると思います。

こんなことで結構変わるんですよね。

そして、脳からの静脈の血流が良くなるので、結構これやると頭もスッキリして、
目もパッチリするように感じるかもしれません。

そして、背骨の歪みを整えることで、中心感を通る脳脊髄液の滞りを無くするだけじゃなく、さらにポンプ作用で流れを促進する方法ですが、

これは、スワイショウがオススメです。

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これについては、以前セルフケアとして紹介したことがあるので、詳しくはこの動画を見てもらえたらなと思います。

今回は、頭蓋骨に触れて、頭蓋骨の動き、CRIを感じる方法と、
首をとおる内頸静脈の流れをよくする方法を紹介しました。

頭の触れ方は多少練習が必要かもしれませんが、
首のやりかたは結構簡単な方法だと思うので、試してみてくださいね。

詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。