こんにちは!
GP法のTenです。

今日は、「カラダの不調も全ては肯定的意図?」というテーマで、話をしていきたいと思います。

肯定的意図って言葉、聞いたことありますか?

NLPでよく使う言葉で、

人の感情だったり、行動だったり、あとは普段の考え方だったり、

あらゆるもののベースには肯定的意図があって、

それが、その人の思考だったり行動だったりを方向づけていて、

一見ネガティブな、普通に考えたら良くない行動や思考であっても、

無意識レベルでは、何らかのポジティブな、肯定的な目的があるっていうことなんですが、

ちょっとパッとこれだけ聞いても、肯定的意図のことを知らないと、説明聞いてもわかりにくいんですよね。

概念として分かっちゃうと当たり前になるんですが、

まずはこの肯定的意図っていうのがどういうものなのか?っていうのと、

人のカラダの不調、肩こりであっても、腰痛であっても、頭痛であっても、

さらには、糖尿病であっても、他の色んな疾患であっても、

あらゆるものの、その深い深い奥の方には、

必ずこの、肯定的意図が隠れていて、

この肯定的意図って、オステオパシーで健全って言葉をよく使うんですが、

この考えとすごく似てるんですよね。

そして、健全を見つけることで、いろんな症状って良くなるんですが、

今日はそんな話をしてみたいと思います

さっきの説明だけで肯定的意図の意味、知らない人だとイマイチわからないんじゃないかなと思うので、もうちょっと詳しく説明すると、

例えば、ダイエットのために、甘いものを控えようと思ってるのに、
ついつい食べちゃうとか、

ホントはタバコを辞めたいのに、ついつい吸っちゃうとか、

ホントはお金を節約して貯めたいのに、ついつい衝動買しちゃって、家に帰ってから後悔するとか、

そんな風に、自分の意識では、そんなことしたいと思ってないのに、なぜかわからないけどついやっちゃう、

そういう事ってきっと誰にでもありますよね?

そういうことがあったとすると、それは何故なのか?

その裏にあるのが、肯定的意図なんですね。

例えば、ダイエットのために甘いものを控えようと思ってるのに食べちゃうことの裏には、

ダイエットが成功しちゃうと仲の良い友だちとの関係が悪くなっちゃうって無意識さんが思ってて、今の関係を維持したいから、
ダイエットを成功させないようにしてたりとか、

そしてそのさらに奥には、3歳の頃の覚えてもいないような頃に、

友達の家にみんなで遊びに行ったときに、出された甘いお菓子を食べなかったら、友達から仲間はずれにされちゃったって経験があって、

そこで、甘いものを食べないと、仲間はずれにされちゃうって無意識さんにインプットされちゃってて、

そうならないために、友達と仲良くするために、無意識さんがダイエットを成功させないようにしてたりとかね、

そんな感じで、無意識レベルで、友達と仲良くするためっていうポジティブな思い、肯定的な意図があるから、

その肯定的な意図を叶えるために、ダイエットが成功しないとか、

そういう、意識レベルでは気がついてないけど、無意識レベルで、そういうふうに思っていて、

そのポジティブな、肯定的な思いを叶えるために、行動を制限しちゃったり、

違う行動を起こさせたり、そういうことが起きるんですが、

そういうときの、無意識レベルの、意識レベルで気が付かないところで、良かれと思ってやっちゃってることを、肯定的意図っていうんですね。

そして、人が望まない行動とか、望まない考え方とか、望まない習慣とか、

そういうものの裏には、全て、この肯定的意図があるんだよっていうのが、一つの考え方としてあって、

だから、この肯定的意図にちゃんと意識で気づいてあげて、

その大本の意図、思いをちゃんと大事にしてあげて、

そういうことをしていくことで、そういう望まない習慣とか行動とかそういうのを変えていくことが出来たりするんですが、

実は、体の不調も、その奥には、この肯定的意図があるんですね。

例えば腰が痛い人がいたとして、

腰が痛い原因って、例えば今の仕事が腰に負担がかかる仕事で、それをしてるからって分かっていて、

そして、その仕事をやめちゃいたいって思っていたとしても、

辞めないことに肯定的意図があってなんてこともありますが、そういう意味だけじゃないんですけどね。

まあ、実際にそういう人もいて、

以前あったのが、やっぱりそんな感じで、仕事も辞めたそうにしてるので、

辞めたいと思ってるんならやめちゃえば良いのにって言ったら、

いや、今の仕事、友達に紹介してもらった仕事だから、その友達に悪くて辞めれないとか、

そういうことを言ったりとかね、

まあ、そういうケースもありますし、

あとは、野口整体の野口晴哉の有名な逸話で、

ある人が、確か右足の小指だったと思うんですが、いつも右足の小指を怪我したり、痛めたりする、

治しても治しても、あるときは椅子の足にぶつけて骨折してみたり、

あるときは、車に足を踏まれて小指だけ怪我してみたり、
って感じで、なんでかわかんないけど、いつも右足の小指ばっかり怪我しちゃう、

それを見て、野口晴哉が、たしかこれ、潜在意識教育の話しで出てきたんだと思いますが、

潜在意識を変えるのに、何かしたら、それ以降、もう小指の怪我を一切しなくなったみたいな話があったりしますが、

そういう場合は、整体の施術っていうよりカウンセリングだったり、メンタル的なアプローチになってっちゃうんですけど、

そういうのじゃなくて、

腰がいたいのって、腰の筋肉が必要以上に緊張しているからなんだけど、じゃあそれはなんでかっていうと、

カラダって、常に動いていて、

どこの筋肉を緊張させて、どこを弛緩させてっていう風に、無意識レベルで制御していて、

全体でバランスを常に取り続けているわけですが、

そのバランスで、

腰が痛くなる位、腰の筋肉を緊張させ続けることで、他の問題が出ることを防いでいるとか、

より悪い問題が起きるのを防いでいるとか、

あるいは、以前、なにかもっと大きな問題を防ぐために、その腰の筋肉を緊張させる必要があって緊張させていたのを、

いまでも、それが必要だと無意識さんは勘違いしてて、

良かれと思ってやっているとか、

そういうことですよね。

どんな症状であっても、その症状が出るには、その症状が出る肯定的な理由、意図があるってことなんですね。

そして、オステオパシーでは、創始者のATスティルの有名な言葉に、

Seek The Health.
 Anyone Can Find Disease.

っていうのがあるんですが、

ヘルス、健全を見つけなさい

障害を見つけることは誰でも出来るけど、そうじゃなくて、健全を見つけなさい、

って言ってるんですが、

この、健全っていうのが、ここで言ってる肯定的意図とすごく近いと言うか、ほとんど一緒のことを言っているって思ってるんですが、

障害を見つけて、そこに注目しちゃうと、

障害に力を与えることになっちゃうから、それはしないでねって言うことと、

もう1つは、障害の中にも、それを引き起こしているものにエネルギーを与えているのは、健全だから、

その健全を見つけて、それをちゃんと見てあげましょうね、っていうのがあるですね。

そして、その健全をしっかり見て、それが何故、その障害に力を与えているのか?っていう、その元を見つけて、

そこにアプローチしていくと、その障害自体の存在する理由がなくなっちゃうので、障害もなくなっちゃう、

そういうことが起きるっていうんですよね。

人は健全によって生かされていて、

人に起きている色んな問題、いろんな症状であっても、

それは必要があって起きていて、

そこには、奥の方に健全、肯定的意図が隠れているから、

それをちゃんとしっかりと見てあげて、気づいてあげて、

その肯定的な意図を大事にしてあげることが出来れば、

障害を維持する必要がそもそもなくなっちゃうので、

障害そのものが無くなりますよ、みたいな感じです。

これもちょっと分かりにくいかな?

でもこの考え方ってものすごく大事で、

どんな手技、どんなテクニックを使ってても、
このことをちゃんと理解して使うかどうかで、施術の効果って変わってくると思うんですよね。

なので、カラダの問題も、ココロの問題も、行動も、考え方も、

意識レベルでは意図していない、望んでいないものであったとしても、

その奥には必ず、肯定的な意図、無意識さんが良かれと思ってやってる原因があるので、そのことを頭の片隅に入れておく、そんな風にしたら良いですし、

あとは、患者さん側の人も、そういうことを理解しておくと、

自分ひとりの力でその肯定的意図を探すのって難しくって、
誰かの手助けが必要な場合が多いかもしれませんが、

知っておくだけでも違うと思うので、知っておくと良いんじゃないかなと思います。

詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。