こんにちは!
GP法のTenです。
さて、今日は、「 パーキンソン病と整体的対処法」というテーマで、話をしていきたいと思います。
なんでこのテーマにしたかって言うと、
このあいだ、パーキンソン病と診断されている人への整体の施術について質問があって、
それについて、僕だったら多分こうするよねって話をしたんですが、
もしかしたらそういうの知りたい人もいるんじゃないかな?って思ったので、
今日はパーキンソン病と整体の施術について解説することにしました。
今回はかなりマニアックなっていうか専門的な内容なので、実際に整体をされてない方には何言ってんのかわかんない内容かもしれませんが、整体をされている方には役に立つ情報だと思います。
まずは、そもそものパーキンソン病って何?って話からしていこうと思いますが、
パーキンソン病って、症状的には、運動機能の調節の障害、
具体的には、手とか足が震えたり、筋肉が固まって緩めれなくなったり、
あとは、筋肉を上手くコントロール出来ないので、動きがゆっくりと遅くしか動けなくなったり、
姿勢反射、バランスを取るための姿勢の反射が上手くできなくなって、倒れやすくなったり、
足が出なかったり、逆にトットットって感じでカラダが前につんのめっちゃう感じになったり、っていう、歩行障害が出たり、
そういう症状が代表的なものだと思いますが、
それに加えて、自律神経障害や、抑うつ、不眠などの症状も出ることがあります。
また、自律神経からの症状として、便秘や起立性低血圧、いわゆる立ちくらみですね、そういうのとかも出ることがあります。
はっきりした原因はわかっていなくて、厚労省でも指定難病とされていて、
だいたい3%以下の人がなって、
年配の方の脳変性疾患としては、アルツハイマーについで多い病気だとも言われてます。
じゃあ、なぜパーキンソン病の症状が出るかと言うと、
これは脳の中脳ってところにある黒質と、大脳の線条体ってところが変性することで起こると言われています。
中脳の黒質が変性することで、黒質でドーパミンが十分に作られないことで、
線条体に送られるドーパミンが不足して、
大脳基底核の姿勢の維持とか筋肉の緊張のコントロールをしているところが上手く働かなくなって、パーキンソン病の症状が出ると考えられています。
さらに、それにともなって、青斑核なども変性すると、それによって神経症状が出るとも考えられています。
ちなみに小ネタですが、パーキンソン病の原因が分かってないので、どんな要素が発症に絡んでるんだろう?っていうのが結構世界中で研究されていて、
面白いのが、タバコを吸う人は、吸ってない人に比べてパーキンソン病になる割合が半分くらいだって研究があったり、
あとは、コーヒーですね、コーヒーをよく飲む人も、優位にパーキンソン病になる割合が低いなんてことも分かってるみたいですね。
コーヒーって嗜好品で、昔はカラダにあまり良いもんじゃないなんて思われてた時代もありましたが、最近ではすごく見直されてて、
老化の抑制に毎日1杯のコーヒーが効くとか、
うつ病の発症率を20%も下げるとか、
そういう話もあるんですよね。
この辺は以前このyoutubeでも話をしてるので、興味のある人は見てもらうと良いかもしれませんが、
まずは、コーヒーを飲むようにするっていうのもありかもしれませんね。
余談でしたが、話を戻すと、
パーキンソン病の疑いがあるなって思った場合は、まずは病院でしっかりと検査を受ける必要があって、
これは、自己判断ではわからなくて、例えば脳の黒質の変性じゃない、他の脳の問題でも同じような症状が出る場合があって、その場合は、パーキンソン症候群といって、パーキンソン病ではないですし、あとは、薬の副作用でパーキンソン病みたいな症状が出ることもあるので、必ず病院で検査を受ける必要があります。
ちゃんと病院で検査をして、たしかにパーキンソン病ですねっていう確定診断が出たら、病院でもそれを標的に治療が始まるわけですが、
主に薬での治療になると思います。
ドーパミンが作られないことと、ドーパミンが少ないことで、相対的にアセチルコリンが多くなりすぎるのが問題なので、
ドーパミンを増やして、アセチルコリンをへらすような薬を使うことが多いですが、
基本的にはこういうのって対症療法ですよね、
あとは、ごく一部の病院でしかやってないと思いますが、
分子栄養学的には、グルタチオンっていうアミノ酸が不足しているので、グルタチオンの点滴をする療法なんかもされているみたいです。
そういう療法似興味のある人は、オーソモレキュラー療法でネットで検索して、そういうのをやっている病院を探してみるとか、
そういうのもありですよね。
もちろん、オーソモレキュラーの考えで、食事を変えて行くことで、更に助けになることもあると思います。
あとは、病院では、運動療法をすることで、進行を遅らせる事ができるということで、運動療法を一緒に行うこともあります。
じゃあ、整体的にはどんなことをしたら良いのか?っていうと、
一つは、頭蓋仙骨系の調整ですよね。
そして、自律神経系の調整、
そして、消化器などの内臓の調整、
この辺りがまず大事になります。
頭蓋に関しては、
まずは、大脳鎌や小脳テント、全体の硬膜のバランスを取っていくことと、
蝶形骨ですよね。
蝶形後頭底結合、SBJだったり、
後頭環椎だったり、
あとは、第3脳室とか第4脳室とか、
そして、頭蓋からつながる背骨全体ももちろん大事ですが、仙骨と尾骨、仙尾関節とか、
まあ、関係しそうなところを上げていくときりが無いですが、
その辺を一つ一つ確認して、必要なところを、全体を見ながらバランスを取っていくってことをしていく必要があります。
あとは、自律神経系へのアプローチは、一つは呼吸筋ですよね、
呼吸に関わる筋肉のの緊張をしっかり確認して、
底を調整していくことも有効ですし、
あとは、お腹のみぞおち辺りには自律神経がいっぱいあるので、その辺りの調整も有効ですし、
あとは、骨盤内ですね、ここも自律神経がいっぱいあるので、この辺りの調整も有効です。
消化器系も、背骨へのアプローチと、直接お腹の調整も有効です。
この辺は具体的にどうやるっていうのはちょっと動画だけで説明は難しいので省きますが、こういうのを、ちゃんと全体を見て、全体のバランスを取りながら、ゆっくりと調整していくってことが大事になります。
今回、かなりマニアックなっていうか専門的な話になりましたが、こういうことをちゃんとポイントを捉えてやっていくことで、症状の進行を遅らせたり、改善していくことは出来るので、
参考にしてもらえたらなと思います。
詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。
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