こんにちは!
GP法のTenです。

今日のテーマは、ハムやソーセージなどの加工肉について話してみようと思うんですが、

ハムとかソーセージなどの加工肉を食べると大腸がんになりやすくなるって聞いて、どう思います?

マジか!って思いません?

これ、今から約5年前、WHOの傘下の国際がん研究機関(IARC)が発表したものなんですが、

ハムやソーセージなどの加工肉を毎日50g食べると、大腸がんのリスクが18%増すって言ってるんですね。

びっくりですよね。

50グラムっていったら、
普通にスーパーに売ってる、薄く5枚位に切られてる、ロースハムってありますよね、

あれが1枚でだいたい10グラム、

ってことは、ハムを5枚食べただけで50グラムいっちゃうんですよ。

あとはソーセージ、

よくお弁当とかに入ってる、このくらいの大きさのソーセージで、だいたい1本で20~30グラムなので、ソーセージ2本食べたら50グラムいっちゃうんですよ。

びっくりですよね。

今日は、なんで、たったそれだけハムやソーセージを食べるだけで、発がんリスクが18%も上がるのか?
そんな話をしてみたいと思います

今日はハムやソーセージなどの加工肉とガンについてです。

国際がん研究機関で、コレまでの約800の研究論文から、加工肉の消費量と発がん性を総合的に評価したんですが、

これによると、

発がん性があるかどうかについて科学的根拠の強さによって、5つのグループに分けられるんですが、

その5つのグループの中でも一番根拠が強い、つまり、科学的根拠によって、発がん性が高いと一番認められるっていうグループに入れられたんですね。

ちなみに、このグループにあるのは、タバコとかアルコールとかアスベストとか。

科学的に発がん性が確認されているとされているものなんですね。

タバコと同じくらいの信頼度で、発がん性があると認められたってことになります。

じゃあなんで?って話になると思いますが、

これは、これだけが原因ではないと思うんですが、
ハムやソーセージに添加される、亜硝酸塩が一番怪しいんですね。

スーパーに売ってる普通のハムやソーセージの裏面を見てもらうと、

亜硝酸ナトリウムとか亜硝酸カリウムとかが、発色剤として書かれていますが、

この亜硝酸塩、加工肉の色を、きれいな色にする事ができるので、それを目的に添加されるものでもあるんだけど、

ボツリヌス菌の成長を阻害したり、病原性大腸菌の毒素の増加を抑える効果もあって、色をつけるという目的よりも、むしろボツリヌス菌や病原性大腸菌の対策として入れてるんですね。

だから、日本では非加熱のソーセージには、最近の繁殖を抑制する目的で、添加が義務付けられていたりするんですね。

だから、ほとんどのお店に売ってるハムやソーセージには亜硝酸塩が入っちゃってます。

最近では、無塩せきのハムやソーセージも売ってて、それには入ってないんですが、ちょっと高級なスーパーに行かないと売ってないんですよね。

それにちょっと高いし、

ついつい、安いハムやソーセージを買っちゃいますよね。

ココで一番気をつけてほしいのが、子供です、

亜硝酸塩の1日摂取許容量っていうのがあるんですが、

これ、ハムやソーセージなどの加工肉には、1Kgあたり最大70mgの亜硝酸ナトリウムを使用して良いことになっているので、
もし仮に最大限亜硝酸ナトリウムを入れたハムやソーセージだとしたら、

大人だと、男性の平均体重が60キロぐらいとして計算すると、だいたい52g。

これ、WHOの1日50gっていうのとピッタリあっちゃうんですよね。

ところが、体重が10キロの子供だと、ナント、0.6mgで許容量にいっちゃうんです。

さっき、薄くスライスしたロースハムが、1枚でだいたい10mgって言いましたが、

10キロの子供だと、薄くスライスしたロースハム1枚食べるだけで、許容量越えちゃうんです。

まあ、摂取許容量って、毎日食べ続けた時の許容量ですし、

WHOのやつも、毎日それだけ食べた場合に発がんリスクが18%上がるってことなので、

毎日じゃなければ良いよねって思う人もいるかも知れませんが、

でも、たったそれだけで許容量を越えちゃうよってことはぜひ覚えておいてほしいんですね。

そして、出来れば、子供には、無塩せきのハムやソーセージを極力使うようにしてほしいですし、

まあ、タバコと同じくらいのリスクがあるとおもって食べる分には良いので、たまには良いと思うんですが、

大人でも、ちょっと食べるだけで簡単にこの許容量を越えちゃうんだよってこと覚えておいてもらって、

なるだけ食べすぎないようにしてほしいなと思います。

詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。