ども、Tenです。
当院に来られる人は慢性的な症状、比較的つらい症状を長い期間にわたって持っていたっていう人が多いんですが、
今まで色んな人を見てきた中でこんな風に変化していくよって話を書いてみようかな。
慢性的な症状が比較的長い期間ある人に施術をすると、
よくあるパターンが、
最初の施術時には、例えばゴリゴリに凝っている筋肉を押しても痛みも違和感も感じない、
しかも、施術をして変化をしても、その変化を感じることが出来ない
そんな人がいます。
こういう人に施術で全身を整えると、
「なんとなく軽くなったかな~?」
とか、
「動作痛は軽くなったかな?」
とかいった位の比較的少ない変化を感じるか、
もっと重症な人になると何も変化をその場では感じなかったり、
その日の夜や次の日に何かしらの反応が出る人が多いです。
多いのは、ダルさや異常な眠さ。
他には今まで感じていなかったところに痛みを感じたり、筋肉痛のような痛みを色んな所に感じたり。
そういう変化をする人が多いです。
それは、ツラさが長い期間続いている間に、その感覚を感じることを遮断して、感じなくしてしまっていたからなんですね。
それが、施術を受けることによって、分離していたカラダの感覚を脳が感じるようになってきて、今まであったんだけど感じていなかった様々な感覚を感じるようになったりしていきます。
言ってみれば、脳とカラダが分離しているような感じといえば良いかな?
そういう人は、なんとなく景色を眺めてもなんとなく現実感がない感じがしていたり、遠くに感じていたり・・・、
身体感覚も遠くの方で感じているような感覚があったりとか、
そういうものがはっきりしてくる感じがするという人が多いみたい。
要するに脳とカラダが分離しちゃっているので、痛み以外の感覚も麻痺してるんですね。
当然そうなると、ココロの感覚も麻痺していたり。
そういった麻痺感が段々減ってくると、
今までは
「あ~、あれもしなくちゃ!これもしなくちゃ!」
って感じで一生懸命やって、それでも体も気持ちも動かずに十分なことが出来なくって、それでもやらなきゃいけないから無理をしてやって、さらに動かなくなって・・・、みたいな悪循環になったりしていたのが、
「あ~、だるいからこのくらいにしとこ!」
って出来るようになったり、
いつもより軽めにしたつもりでも、実はいつもよりいっぱい動いていたり・・・、
そんなちょっと不思議な事が起きたりする人が結構いるみたい。
それまでは、カラダと脳の感覚がバラバラになっちゃっていて、無理していて、
やり過ぎても気が付かなかったのが、
やり過ぎないうちに自分でちゃんと気がついてセーブするようになるからなんですね。
でも、以前よりも動きやすくなってるから、気がついたら今までよりもいろんな事が出来ちゃってたりとか。
そんなことが起きてくるんですね。
そして、施術を続けていくと、このダルさもどんどん減っていって、
そうすると、必要な時に必要なことをして、必要以上のことはする必要もなくなるので、どんどん疲れにくくなっていくんですね~。
そうすると、それまで
「ちゃんとしなくっちゃ!!」
なんて、何かに追われるように家事や仕事をしていたのが、
余裕をもって出来るようになるから、ココロにもどんどん余裕が出来てきて、
そんな良いサイクルに入っていきます。
その頃になると、顔色もどんどん良くなってくるし、肌のツヤも良くなったり、なんだか中からエネルギーが出てるような感じになっていったり・・、
そこまではちょっと時間もかかるかもしれませんが、そうやって良くなっていくことで、今まで感じていなかったところまで活性化されてどんどん元気になっていったりします。
そんな風に、今つらい人にはどんどん良くなっていってほしいな~って思います。