10代の頃の右股関節脱臼の後遺症?からの腰痛・膝痛・股関節痛
症例:
50代 男性 営業職症状(主訴)
腰痛、右膝痛、右股関節痛既往
・17才頃、崖から車ごと転落、助手席フロントガラスから飛ばされた。右股関節脱臼・インプラント
施術内容と経過:
・初回来院時、カラダの状態:-9全身ガチガチの緊張状態で力も抜けない状態。
圧痛も感じれない。
通常のルーチンに加えて、右股関節と大転子の施術
・2回目、カラダの状態:-9
圧痛は部分的に感じるようになった。
力はまだ抜けない。
通常のルーチンに加え、大転子部を重点的に施術。
・3回目、体の状態:-8
圧痛はだいぶ感じれるようになった。
力はまだ抜けない。
通常のルーチンに加え、大転子部を重点的に施術。
若い頃の交通事故での股関節脱臼の影響か?
下肢の長さがだいぶ違う。
足にソールを入れるとだいぶ痛みも緩和するので、普段履く靴にソールをつけてもらうように話す。
・4回目、体の状態:-8
普段、ソールを入れるようにして痛みもだいぶ良いが、まだ痛い。
通常のルーチンに加え、大転子部を重点的に施術
・5回目、体の状態:-7
右股関節と腰の痛みはだいぶ良くなったが、今度は左のふくらはぎと右足首に痛みが出る。
通常のルーチンに加え、大転子部を重点的に施術
・6回目、体の状態:-7
右臀部と右膝が痛い。左のふくらはぎはもう大丈夫。
通常のルーチンに加え、大転子部、腸脛靭帯、鼠径部を重点に施術。
・7回目、カダラの状態:-7
今は右膝前側と左膝後ろ側が痛い。他はもう大丈夫。
通常のルーチン&右股関節、右大腿方形筋に施術
・8回目、体の状態:-6
前回の施術後、痛みは無い。
通常のルーチン&右大転子部
・9回目、体の状態:-5
たまに右膝の踏ん張りがきかない時があるが、痛みなどはない。
通常のルーチン&右股関節周り
・10回目、体の状態:-3
前回のあと調子良い。
通常のルーチン&右股関節
・11回目、体の状態:-3
調子良いが、歩いてると右股関節がぽきぽきいう時がある。
通常のルーチン&右股関節
考察:
この方は、右股関節脱臼を若い頃にしていて、長い間かばってカラダを使っていたせいか、最初の来院時は全身ガチガチで、抑えても圧痛を感じない状態でした。
また、足の長さも違うため、常に股関節や膝や腰にも負担のかかっている状態です。
最初は施術で下肢長差をなんとか出来ないか試したが変わらず、構造的な問題と判断。
普段の生活の中でどうしても歪みが蓄積してしまうため、施術だけでは追いつかないので、普段履く靴にソールを入れてもらうことで調整した。
その後、全身の緊張もだんだんと取れ、最終的な問題である右股関節を調整し、全体のバランスを取っていくことで良くなっていきました。
(実際には毎回他にもバランスの崩れる部分も出て細かく調整しています。)
途中、右側だけでなく左側の痛みが出たりもしたが、今まで感じれていなかった痛みを感じるようになったことと、カラダのバランスが変わる過程で違う負担がかかったためだと思われます。