ども、Tenです。
先日、うちの嫁ちゃんのネックレスが絡まってほどけなくなっちゃったっていうレスキュー依頼が。
自分で解こうとしたけどギブアップってことで僕が解こうとしたんですが・・・、
これ、結構大変ですね。
かなり苦労しました。
あっち引っ張ったらこっちの塊がきつくなって、こっちを引っ張ったらあっちが絡まり・・・、
指じゃ無理なので爪楊枝を2本持ってきて、そ〜っといろんなとこを引っ張って、
少しづつ塊をほぐして行ってようやく解けたんですね。
結構大変でした。
で、これ、人の身体も一緒なんです。
当院に来られるお客さんは、慢性症状の方や比較的症状が重い方が多いんですが、
そういう方に対する施術って絡まった糸を解いていくみたいなイメージを持つとわかりやすいのかな?って思ってます。
簡単な症状だったら、大元の原因になっているところ、良くプライマリー障害とか一次障害なんていい方をしますが、そういう場所を見つけてそこにアプローチすれば結構すんなりと良くなったりもしますが、
慢性化して複雑化してるものって実はそんなに簡単じゃない場合も多いんですね。
っていうか、そもそもの大元になっているような問題って奥の方に隠れてたり、他と引っ張り合ったりしちゃっていきなりそこにって訳には行かなかったりします。
糸が絡まっちゃって固い塊になっちゃってるのをイメージしてもらうと分かりやすいかな?
そういう時は、まずはほつれた糸をほどいていくように、まずは絡まりあった緊張の関係を丁寧にほどいていく必要があるんですね。
そういう場合って、痛い場所は確認以外じゃあまりいじらなかったりします。
まあ、基本的に痛い場所が犯人じゃないってのは施術をしてる人なら当たり前に分かってると思うけど、
お客さんはそんなこと知らないから、痛みと関係ないところをちゃんと説明しないで一生懸命施術しちゃってたりすると、
「なんで痛いところをやってくれないの~?」
なんて言われちゃったりしてね。(^_^;)
ま、でもそこにはあまりこだわらず、全体のバランスを見ながらまずは全体をまんべんなく調整してバランスを取って行くんです。
で、ある程度行くと、問題もだんだんと単純化されていくので施術もしやすくなってくるんですね。
なので、慢性化してたり複雑化してる症状の人ってそれなりに時間もかかるし、ある程度全体を見ながら作戦を立てて段階を踏んでいかないとなかなか良くならなかったりします。
この辺り、ある意味パズルを解いてるようなもんで僕には結構楽しい作業だったりもするんですけどね。