こんにちは!
GP法のTenです。

今日は、「頭痛や耳鳴りの意外な原因」というテーマで、話をしていきたいと思います。

実はこのあいだうちの整体院に来たお客さんで、頭痛がひどいって人がいて、

うちの整体院では基本的に初めてきたお客さんにはほぼ必ず歯を見せてもらうんですが、

たまたまそのお客さんは最初に歯を見せてもらわなかったんですね。

で、施術をしながら色々調べていって、原因なんだろな?って思ってたら、
ふと、
あれ?歯かな?ってひらめいて、
それから歯を見せてもらったんですが、そしたら結構歯が削れちゃってる感じだったんですね。

ようは、寝てる時の歯ぎしりとか、あるいは噛み締めとか、そういうのがある人って、歯がこう擦り合わされちゃって削れちゃってることが多いんですが、
まさにそんな状態だったんですね。

そこで、そのお客さんには、噛み合わせとTCHについての話をしたんですが、

TCHっていうのは、トゥース・コンタクト・ハビットの略で、
トゥースは歯ですよね、
コンタクトは接触で、ハビットは習慣で、
歯を接触させる習慣ってことで、

普段のなんでも無い時に、歯が常に触れ合った状態でいる習慣のことですが、

これが原因で、頭痛や耳鳴りだけじゃなく、肩こりや首コリや腰痛とかの全身の問題が起きることもあるんですね。

結構大事な問題なんですが、結構見落としがちなことでもあるので、今日はこのTCH、 トゥース・コンタクト・ハビットについての話をしようと思います

上の歯と下の歯って、普段のなんでも無いときって、接触してないのが正常で、

普段は上と下のくちびるを閉じた状態であっても、上の歯と下の歯って接触してないんですね。

そして、歯と歯が接触するのってどうういときかって言うと、
会話のときとか食事のときとか、そういう必要なときだけなんですね。

なので、その食事とか会話の時を含めて、1日でだいたい20分くらいが、歯と歯が接触している時間で、

それ以外は、上の歯と下の歯が接触してなくて、ちょっとだけ離れてるのが正常なんですが、

これが、癖として、普段から上の歯と下の歯が接触したまんまの人がいるんです。

噛み締めとか、食いしばりとか、あとは歯ぎしりとか、そういうのが問題になるっていうのはなんとなく分かるかもしれませんが、

ただ触れてるだけ、上と下の歯がかる~く接触してるだけで問題が起きるなんて、知らないとあまり思わないかもしれませんが、

実は、結構色んな問題の元になるんですね。

口が大きく開けられないとか、口の開けし目がガクガクしちゃうとか、顎が痛いとかっていうような、顎の問題はもちろん、
知覚過敏とか、虫歯もないのに歯が痛いとか、あとは歯周病の原因の一つにもなりますし、
歯の詰め物が取れる原因にもなりますし、
そういった口の中の色んな問題の原因になりますが、

それだけじゃなくて、
肩こりとか首コリとか頭痛とか、耳鳴りとか、めまいとか、視力の低下とか、
さらには腰痛とか膝の痛みとかっていう、口の中以外の全身の色んな問題の原因の一つになります。

まさか自分の肩こりや首コリや腰痛が、普段、上と下の歯がただかる~く触れてるせいで起きるなんて思う人はあまりいないと思いますが、

結構あります。

じゃあ、なんで人ってTCHになっちゃうの?っていうと、

一番多いのってやっぱりストレスですよね、

歯を食いしばるなんて言葉がありますが、
人って何かを頑張ってしようとするときって、無意識のうちに歯をグッと噛み締めちゃいがちですが、

これが、例えば重いものを持つときとか、そういう肉体的に頑張るときなら分かりますが、
そうじゃなくて、仕事だったりを頑張ってしてるときなんかも、無意識のうちに食いしばっちゃったりするんですね。

そして、何かしらのストレスが掛かってる状態でも、無意識のうちに歯を噛み合せちゃったりするんですが、

それが、グッと噛むほどでなくて、ただかる~く触れてるだけであっても、その影響が出ちゃうんですね。

あとは、集中してるとき、例えば、あまりまだ慣れてない人が車の運転をするときとか、パソコンを操作してるときとか、

あとは、ゲームをしてるときとかもそうだし、
スマホをいじってる時にってこともありますし、

そんな感じでなにかに集中してるときにも、つい無意識のうちに上と下の歯を触れ合わせちゃうなんてことが起きたりします。

それが、そのいっときだけなら良いんですが、
それが習慣になって、普段もだんだん、上と下の歯が接触した状態でいる時間が長くなっちゃうとか、
それがさらに、無意識のときには常に接触しちゃってるとか、
そういう状態になっていくと、
そこから色んな問題が起きてくるんですね。

上の歯と下の歯が接触していない状態がニュートラルな状態なので、
たとえ力がかかってなくても、歯と歯が接触しているだけで、色んな筋肉が緊張しっぱなしってことですからね。

ちなみに、TCHがあるかどうかのテスト法としてはいくつかあって、

一つは、椅子とかに座って、
目を閉じてリラックスして、
その状態で、上の歯と下の歯のすき間を数ミリ位あけて、しばらくそのままの状態で自分の顎とか口の周りとか、あとはこめかみの辺りとか、その辺りの緊張状態を感じてもらって、
何か違和感を感じるようだったら、
もしかしたらTCHがあるかもしれませんし、

あとは、口をあけて、舌を見てもらって、
舌の外周にギザギザした感じで歯のあとがしっかりついていたら、
TCHがあるかもしれないです。

対策としては、歯医者さんではマウスピースを進められることも多いみたいですが、
まあ、寝てる時の歯ぎしりとかから歯のすり減りを守るためとかなら良いかもですが、あまり効果はないと思っていて、

これは、ハビット、習慣なので、まずは、普段から、
「あ、歯と歯が接触しちゃってるな」
っていうのに気がついて、それを気がつくたびに意識的に開くってことをするのが一番いい方法だって言われてますね。

詳しい話忘れましたが、どこかの大学病院の先生か誰かが考えた方法だったと思うんですが、
ポストイットとかに、
「TCH」
とか、
「歯を離す」
とかっていうのをかいて、洗面所とかトイレとか台所とか、とにかく自分が普段行くあらゆる所の目につく所に貼って、
それを見るたびに常に思い出して、意識するようにするっていうのをしばらく続けると、
かなり良くなるよって話もありますね。

あとは、口の周りが常に緊張していて、しかも舌も緊張しているので、
この緊張を取るために、口の周りを動かす運動をするっていうのも有効です。

有名なのは、あいうべ体操ですが、

あ~って感じで口を大きく開くのと、
い~って感じで、口を大きく開くのと、
う~って感じで、口を前に思いっきり突き出すのと、
べ~って感じで、舌を思いっきり伸ばすので、

あいうべ体操っていいますが、
これを、1回30セットが標準ですが、
最初はいきなりそんなに一杯やると大変なので、
5回からとかでいいからやると、
口の周りの色んな筋肉の緊張がほぐれるので、
結構良いですね。

こういうのをしながら、気がつくたびに意識をして、歯と歯が接触していないかを確かめてって言うことをしていくと良くなっていきます。

ちょっとこういうのも意識してみると良いですね。

あとは、オマケ情報ですが、GP法出来る人だったら、TCHになってる原因をGPテストで見つけて、
もしかしたらストレスとかトラウマかもしれないですが、
そういうところからアプローチしていくってのも有効なので、GP法が出来る人は、そういうのも合わせてやるとさらに良いですね。

詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。