こんにちは!
GP法のTenです。

今日は、「「若さ」と「やる気」の源、腎臓を元気にする2つの方法」というテーマで、話をしていきたいと思います。

腎臓っていっても、西洋医学的な臓器としての腎臓っていうよりも、
東洋医学的な、機能、働きとしての腎臓って捉えたほうが広いので、
僕は腎臓って考える時に、臓器としての腎臓と、その働きとしての腎臓と、両方考えたほうが良いと思ってるんですが、

その、働きとしての腎臓を元気にする方法ですね。

「腎は精を蔵す」なんて言葉がありますが、
腎臓っていうのは、精力の源でもあるし、
腎精っていう、精気、まあ、エネルギーですよね。

東洋医学的な考えだと、この「腎精」を両親からもらって、
そこから先天の気が生まれて、
その先天の気を使うことで人って生きてるよ、
そして、
それが大本の生命エネルギーなので、
だんだん歳を取るとともに、
この先天の気が減っていって、
先天の気を使い切っちゃったら、死んじゃうよ、

だから、食べ物とかから得られる後天の気を使って、この先天の気を大事に節約することで、長生きできますよみたいなのが、ものすごく大雑把な東洋医学的な捉え方なんですね。

なので、この腎精をしっかり保持する方法っていうのが、腎臓を元気に保って、
若さとやる気を出す方法ってことになります。

ということで、この腎精を減らさないで、しっかり保つために出来る2つの方法っていうのを紹介していきたいと思います

2つの方法は何かって言うと、
一つは食べ物です。

そして、もう一つが、からだのツボを使う方法です。

まずは食べ物についてですが、

一言でいうと、「精の付く食べ物」を食べるってことです。

この「精の付く食べ物」って、色んな説があるみたいですが、元々は、腎臓を元気にする食べ物、「腎精が付く食べ物」から、腎が省略されて、「精の付く食べ物」って言うようになったなんて説もあるんですね。

なので、精の付く食べ物を食べると良いんですが、
具体的にどんなのが良いかって言うと、

腎を養う食べ物でいちばん有名なのは、山芋ですよね。
もちろん山芋もものすごく良くて、
できれば、ちょっとずつでも毎日食べることで、腎を養うことが出来ます。

実は僕、子供の頃に4ヶ月位、腎炎で入院してた事があるんですが、
その時って、もう、食事制限がきつすぎて、食べれるものがないんですよね。
しかも、塩分ゼロなので、何食べても味がなくて美味しくないし、

そんな中で、一番美味しく感じてたのが、実は、山芋で、
それ以来僕の大好物でもあるんですが、

これ、僕の体験から言ってもすごく良いと思ってます。

あとは、黒い食べ物ですね。

腎臓って、五行でいうと、木火土金水の水ですが、
五色っていうのがあって、五行には色も対応しているんですが、
青赤黄色黒に対応してて、
腎臓は、黒なんですね。

なので、黒い食べ物が、腎臓を養うのに良い食材って言われてます。

例えば黒豆とか黒ごまとかもそうですし、
あとは、海藻類、ノリとか、ワカメとか、昆布とか、ひじきとか、海藻類って結構黒っぽいものが多いですよね。
黒いからってだけじゃなくて、繊維も豊富だし、ミネラルも豊富だし、栄養的にもすごく良いですよね。

あとは、豆類です。
五行の中に、五穀っていうのがありますが、
これは、麦、もちきび、クリ、お米、豆がそれぞれ五行に割り当てられてて、水は豆なんですね。
なので、豆類も腎臓を養うのに良いって言われてます。

そしてもう一つ、
メチャメチャ良いのが、ナツメです。

中国では、
「1日3粒のナツメで医者いらず」
とか、
ナツメを1日3粒食べたら年を取らない」
とかっていう言葉があるそうですが、
補腎にメチャメチャ良いんですよね。

まあ、細かいこと言うと、ナツメって、五行の土を養う食べ物ってことになってますが、気血を補う働きがあるので、ちょっと無理矢理な感じもしますが、腎にも良いってことだと思います。

ナツメには鉄分も多く含まれてるので、特に女性に良いですね。

なので、ナツメを毎日3粒ずつ食べるっていうのが、若さを保って元気になるためには結構良いんですね。

僕はナツメも好きなので、買ってくると1日3粒と言わずどんどん食べちゃうのですぐに無くなっちゃうんですが、
我慢して3粒ずつ食べるともっと良いよな~って思ってます。

あとは、骨付き肉を煮たものも良いって中国では考えられてるそうで、これって、ボーンブロスですよね。

ボーンブロスっていうのは、鶏ガラとか豚骨とかでも良いし、手羽先とかでも良いし、骨付きの肉をと、野菜とか根菜とかを入れて、そこに、お酢をちょっと入れて、数時間煮込むっていうもので、骨から色んなミネラルが出て、しかも長時間煮込むので、肉のタンパク質も細かくアミノ酸に近い状態にまで分解されるので、腸にも優しくて吸収されやすくて、
腸内環境が悪い人とか、リーキーガットの人とか、そういう人が取るとすごく良いものなんですが、これも、腎臓を養うには良いってことですね。

韓国料理のサムゲタンもまさにそうですが、
サムゲタンだと、ナツメとか高麗人参とかクコとかも入ってますし、メチャメチャ良いですね。

そういう「精の付く食べ物」を、ちょっとずつでも普段の生活の中に取り入れるっていうのが、まず1つ目の、腎臓を元気にする方法ですね。

そして、2つ目のツボを使った方法ですが、
補腎、腎臓を元気にするのに良いツボっていっぱいありますが、
いっぱい説明しすぎてもなかなか使えないと思うので、今回は、使いやすいツボを2つ紹介しようと思います。

2つのツボのうちの1つ目は、太渓(たいけい)って言うツボです。
太渓(たいけい)は、腎臓の経絡である、腎経の原穴でもあり、五行穴の兪穴でもある、すごく大事なツボで、
補腎のために欠かせないツボですね。

場所はこの内側の踝の後ろで、アキレス腱の際の辺りの、押して痛い所です。

ココを、軽く指とかで押して刺激しても良いですし、千年灸みたいなのでお灸をしても良いし、

火を使いたくない人は、こういう火を使わないお灸っていうのも薬局に行くと売ってるので、
こういうのを貼るのも良いですし、
ピップエレキバンとかでも十分効果はあります。

そして、2つ目のツボは、関元って言うツボです。

場所は、臍の下3寸、へそから指4本分下にあるツボですね、

臍下三寸っていえば、いわゆる丹田があるっていわれてる場所ですが、そこです。

これは昔から、不老長寿に効果があるツボって言われてるツボで、

このツボに関しては、中国の古い逸話で面白い話があって、どんな話かって言うと、

その昔の中国に、
90歳になっても生き生きとして肌艶もよく精力絶倫だったある盗賊の親分がいたんですね、

その盗賊の親分が、あるとき役人に捕まっちゃたんです。

そして、お役人に取り調べを受けてる時に、そのお役人が、90才過ぎてるのになんでそんなに元気なのか秘密を教えろって問いただしたそうなんですね。

全然盗賊の親分の取り調べと関係ないじゃんって思いますけど、そのお役人、盗んだものよりもそっちに興味があったんでしょうね、

そして、その盗賊の親分が答えたのが、

昔、仙人に、あるツボに、毎年夏から秋の変わり目に、千回お灸をすえたら、そうやっていつまでも若さを保てるんだってことを教わって、それをやったからだって答えたんだそうなんですが、

その時のあるツボっていうのが、この関元って言うツボだったんですね。

そして、その事を今から900年位前に書物に書き残した南宋(なんそう)の「とうざい」っていう有名なお医者さんも、実際に50歳、
ちょうど今の僕くらいの年齢の頃から、
常にこのツボにお灸をしていたら、カラダが軽くなって、健康になって、食も進むようになって、しかも、患者のいろんな病気にもこのツボを使って治療して成果を上げて、

「このツボには不老長寿の効がある」って書き残してるっていうんですね。

なんかこの話聞いただけで効きそうな気がしますよね?

ココにも、ホントはお灸をするのが一番良いと思いますが、
こういう火を使わないお灸でも良いし、
簡易的には、ピップエレキバンとかでも良いと思います。

ということで、まとめると、
「若さ」と「やる気」の源、腎臓を元気にする2つの方法っていうのは、

一つは、精の付く食べ物、山芋とか、海藻類とか
ナツメとか、ボーンブロスとかサムゲタンとかですね、そういうのを少しずつでも取っていくっていうのと、

もう一つは、
太渓(たいけい)と関元のツボを刺激するってことですね。

日々やるのは大変だと思いますが、思い出したときにやるだけでも変わると思うので、試してみてもらえたらなと思います。

詳しくはyoutubeで解説してますので、こちらを見てくださいね。