こんにちは!

慢性的なカラダの痛みや自律神経のバランスから来る不調にお悩みの方のための、

武術の技と脳の反射システムを利用したソフトで痛くない当院オリジナルの整体GP法で、ココロとカラダのバランスを整える、Ten整体院院長のTenです。

当院の整体で、子供の頃のような元気いっぱいの本来のあなたを取り戻してみませんか?

さて、

腰痛や膝痛にもいろいろな種類がありますが、結構な割合で坐骨神経の通るルートを緩めることで改善します。

その中でも重要なポイントは、膝裏とお尻の梨状筋という筋肉です。

この梨状筋と坐骨神経との関係に付いて、僕も最初に知った時は驚いたのですが、これは知らない人も多いのではないかと思って今回書いてみようと思います。
(今回はちょっと専門的です。)

坐骨神経は、おしりの辺りを通過する時に、梨状筋という筋肉を通ります。

↓図参照、お尻部分を後ろから見た図です。

この梨状筋と坐骨神経の関係ですが、これが個人差が非常に大きくて、色々な通り方をします。

一番一般的なのは、梨状筋の下を通過するパターンですが、梨状筋の中を突っ切るタイプも結構多いようです。

梨状筋の中を突っ切るパターンとしては、

坐骨神経がそのまま筋肉の中を通過する場合と、

梨状筋の前で二つに分かれ、片方が梨状筋の下を通過して、片方が中を貫く場合、

片方が梨状筋の中を貫いて、片方が梨状筋の上を通過する場合、

片方が梨状筋の下を通って、もう片方が梨状筋の上を通る場合、

また、そのまま梨状筋の上を通過するパターンもあります。

梨状筋の下を通過しているタイプの人は、梨状筋が緊張しても直接的に神経を引っ張るようなことはありませんが、それ以外のタイプの人は直接神経が引っ張られてしまいます。
(梨状筋の下を通過している人でも、緊張が強ければ下にある双子筋とに挟まれて同じ症状が起きると思います。)

これは以前に僕が解剖実習を行った時に実際に見て驚いたのですが、左右で違うパターンで神経が梨状筋を通過していると言うものでした。同じ人でも左右で違う場合もあるんですね。

そのときに見たのは、右側が2本(総腓骨神経、脛骨神経)に分かれて、片方が筋下、片方が筋中を通過していて、左側が1本で筋中を通過していると言うものでした。

梨状筋の極度の異常により神経などに障害が出るものを梨状筋症候群と呼んで、整形外科的には(もちろん最後の手段としてですが)この梨状筋を切断する場合があるそうです。

どの筋肉も無駄なものなんて無いんですからそれはあんまりですよね。

確かにひどい状態の場合にはなかなか弛緩させるのが難しい場所でもあります。

ですが、もしその様な症状を持っている場合でもじっくりと時間を掛けて生活の中で改善していけば十分に良くなるものだと思います。

梨状筋、名前を聞いたことも無かった人も多いかもしれませんが結構大事な筋肉です。可愛がってやってくださいね。