整体って何?
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整体という言葉の意味について、いろいろと錯綜して議論がなされています。
(とくに気になるのが、一部の「骨格を調整しないのは整体ではない」と主張している一派ですが・・・、歴史を知ってればそんな事は言えないはずなんですが・・。)
基本的に「整体」という単語が一般的に使われるようになった要因として、以下の事を認識する必要があります。
つまり、
- 日本において、明治より前に「整体」という名称を用いた療法は存在しなかった。
(細かいですが、整体という単語がではありません。柔術などに伝わった整復術の中には整体という単語を使っているものもあるそうです。)
- 整体というのは、明治時代に(鎖国から開放されて)諸外国からいろんな療法が輸入されたときに、それらの外来の民間療法(主にアメリカの三大民間療法として当時日本に紹介された
1)カイロプラクティック、
2)オステオパシー、
3)スポンディロセラピー
の3つの療法)にあう日本語が無かったために、その総称として便宜的に「整体」という名称を使用したのが始めだという説があります。
(実際に日本で最初に書籍の題名に「整体」という単語が使われたのは、大正9年に発行されたオステオパシーの講習会の講義録である、「山田式整体術講義録」であると言われています。)
(ついでに書くと、日本で最初にオステオパシーが書籍に書かれたのは明治40年(ナント!ATスティルがオステオパシーを発表したホンの30数年後)に出版された「○○術治療法」(本の題名はナイショ(^^))だと思われます。これは新渡戸稲造の自宅でアメリカ人オステオパスの施術を受けた人が書いた手記で、当時のオステオパシーが良くわかる資料です。それによると今の○○女子大でオステオパシーの講義を行ったという事があったらしいので、その資料などがもしあればもっと詳しいことが分かるかも?誰か暇な人調べに行ってくれないかな〜)
- 整体というのは、日本に古来から武術などにあわせて伝えられた整復術などを行う療術家が上記の療法などを取り入れた事から、それらが混ざり合って独自の発展を遂げた歴史がある。
- さらに、明治から昭和初期にかけて隆盛した霊術などと諸々の事情から一旦集合して再び独自の発展を遂げた歴史がある。(ここは書くとメチャメチャ長くなっちゃうので省略(^_^;))
皆さんそれぞれ、自分の流儀を正当化しようといろんな理論を唱えていますが、整体という単語そのものが非常に新しい言葉であり、その定義もその言葉の出生からしてあいまいである事は否めません。
「整体は脊柱矯正、骨格関節の矯正および筋の矯正を行うことからから、整体術と言う」などと言っているのは、これは明治時代に日本に入ってきた多くの療法のうちのカイロを主体にした療法であると言っているに過ぎず、決してそれが整体という言葉の定義では無いのです。それは非常に狭い解釈です。
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